最近気になる教育ニュースVol.3―フリースクールってどう思います?

LINEで送る
[`evernote` not found]
Pocket

「学校に行かない」という子が増えないか。そう心配する。

 超党派の議員連盟が不登校の子供たちが通うフリースクールなど学校以外の教育機会を義務教育として認める法案の提出を検討している。

 多様な学びの機会を尊重することはいい。だが学力のほか、ルールを守り社会性を身につける学校教育の意義を十分に踏まえ、慎重に議論してもらいたい。まず、学校を良くする施策こそ優先すべきだ。

http://www.sankei.com/column/news/150603/clm1506030002-n1.html

ずっと僕の中でモヤモヤしていました。
「フリースクールってどうなんだろう?」って。

275449077380_o

考えていたのは、去年エデュコレという教育フェスタに参加したとき。

いろいろなフリースクールについて話を伺って、改めて考えてみました。
フリースクールのあり方や今の教育について。

この問いは、ただ「良い」「悪い」なんて二元論の話ではありません。
どういう形でこれからの教育をしていけばいいのかという話です。

592163_95167596

今までの日本教育でのテーマは、効率化。
平均的な人を生み出す教育です。

おもしろい教育をしている北欧の国々って人口が少数なんですよ。
フィンランド(543万人)、オランダ(1630万人)
日本の10分1以下くらいの人数。

だから、あれだけ手間をかけられるとも考えられます。

日本はPISA(国際学力テスト)でも優秀な成績を上げています。
決して、今の教育が悪いわけではない。

けれど、時代の変化によって子どもたちも多様化しています。
職業も増え、生き方も様々。
良い大学に入ったからと行って将来が約束される時代は終わりを迎えています。

公教育だけで全てがまかなえるのは難しいんじゃないかなとも思います。

「学校が合わなければフリースクールがある」という、選択肢の1つとしてフリースクールがあるのはとても良いですよね。

学校へ行く気があるけれども不登校な子からしたら、とても有り難いこと。

じゃあ、どうしてモヤモヤするのか?
それは、フリースクールの素敵さについて。

Wayside_Inn,_Sudbury_MA

たとえば、デモクラティックスクール。
(個人的には、すっっっごくオモシロイと思っています!!!)

http://eduview.jp/?p=1206

http://altjp.net/classification/article/100

すっごく民主主義。
生徒達でルールを決め、好きなことをしてていい。
(勉強なんてしなくてもOK!)

でも、社会ってそうはいかないじゃないですか?
理不尽なことなんて山ほどあって、民主主義で全てが決まるわけじゃない。
声の大きい人が勝つこともあるし、ローカルルールもたくさんある。

どこのフリースクールもというわけではないんですが、僕の感覚としては温室でやさしく育てている感覚なんです。(決して、悪いことじゃないですよっ!!)

ただ、子どもたちはいつかその温室を出て行かなくてはならない。
そうしたときに、果たして順応できるのかという話です。

モンテッソーリの幼稚園へ行っていた子が小学校へ入ると、すごく戸惑うと聞いたことがあります。

日本って残念ながら出る杭は打たれる文化。
こんなものくそ食らえって思うんだけど、それは事実。

子どもたちを温かく育てることで、結果的に「打たれる杭」を育てているのだとしたら、一体なんなんだろうなって思うんですよね。

自主性を育むってのはとても大切なことで、日本の公教育ではなかなか身につけられないチカラです。

でも、そのチカラを伸ばすことで社会の中で生きずらさを感じてしまうのであればこれほど悲しいことはありません。

僕は、フリースクールを卒業した人をあまり知らないので、実際はそんなことは全くないのかも知れません。

みんな幸せに育っていっているのであれば、ただの杞憂です。

フリースクールがどうあるべきか?

ずっと考えていても、正直僕は答えが出せませんでした。
みなさんは、どうお考えですか?

ps
「そうじゃないよ!」「私は、こう思う」みたいなコメントがあればぜひ教えてください。

LINEで送る
[`evernote` not found]
Pocket

田中 洋輔

田中 洋輔

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒 中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。 しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。 野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。 浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。 友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。 フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。 京都新聞にして子育てコラムを連載中。 詳しいプロフィールはコチラから