周囲の刺激に敏感すぎるあなたへ(前編)

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こんなこと、ありませんか。

例えば、道を歩いていると目の前に友人が歩いている。友人は自分の存在に気が付いていない。まったく驚かせるつもりもなく、肩をトントン、と叩いてみる。するとその友人はいきなり「うわあ!」と大声を出して、飛び上るように驚く。あなたは、その友人の大声に逆に驚く。

きっとこの友人はとても敏感な人なんだろうと思います(っていうか、ぼくがまさしくそうです)。そしてこの敏感さを測る尺度というものが存在しています。

「HSP」(Highly Sensitive Person)

直訳すると、「過度に敏感な人」。このチェックはこちらから可能です。

ぼくがこの定義を知ったのはつい半年くらい前。Facebookで話題になっていたのを目にしたときでした。なんとなしにチェックテストをしてみたところ、「いいえ」に該当したものが2,3個しかありませんでした。非常に驚きました。

こういうテストはだいたい甘目に作られていることが多いので基本的に信用しないのですが、このときはさすがに「なんだこれ?!」と面食ってしまい、さらに詳しく調べるようになりました。そして掘り下げていくうちに、「そういえばそんなこと、あるな・・・」と思うような行動が、けっこうありました。

HSPは「生まれ持った特性」と言う扱いなので精神障害ではありませんが、一応最終的な判断はお医者さんに任されます。ぼくは判断を仰いだわけではないので、ここから先も共感したという形で書いていきたいと思います。

HSPの特徴:刺激に敏感である

HSPの人はとにかく刺激に敏感です。一口に「刺激」と言いますが、様々な種類があります。音、におい、環境などもあれば、人の気分、果ては雰囲気、金銭感覚、暴力まで。とにかくあらゆる物事すべてに敏感で圧倒されてしまう人もいます。もちろん、どれかひとつ、またはここ以外の刺激に敏感なHSPの方もいらっしゃいます。

特に「ああ、ある!」と思ったのは、例えば飲み会なんかで目の前の人が露骨に苛立っているときに、「目の前の人が苛立ってる、何かしなきゃ!」と思って水を注文したり、何かこうその人の苛立ちを和らげようとかなり気を使ってしまうこと。それでさらに火に油を注いでしまうこともしばしばあります。。

あとは、露骨に苛立っているその人が、別に自分に向けて何か攻撃していなかったとしても、その様子を見ているだけでなんか気分が落ちたりしてしまいます。人から人へ向けての怒鳴り声や注意とか、露骨に気が落ちてしまいます。夜眠るとき、その怒鳴り声が頭の中でリフレインして眠れないことなんて日常茶飯事です。

これらは「神経質だ」「打たれ弱い」ということばで片付けられる事例ではあります。しかしいくら悪く言われようと、その打たれ弱く神経質な性格は、直そう直そうと思っても簡単に直るものではありません。敏感すぎることは「特性」でもあるので、どうにかしたいと思ってもどうにかできずに逆にしんどくなってしまう人が多いはず。

敏感な性格の人がたくさんの刺激を受けると、逃げ出したい、ひとりになりたい、という気持ちになってしまいます。ぼく自身も1日の中で必ずひとりになる時間が必要なタイプで、周囲の環境に溶け込めないことも併せていわゆる「合宿」や「集団生活(行動)」が大の苦手です。

しかしこの敏感すぎる性格は、時として利益をもたらすこともあります。後編ではそんな良い一面について考えてみたいと思います。

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山本 駿

山本 駿

子どものころより人一倍敏感な特性を持ち、中学3年間を不登校で過ごす。大学卒業後、不登校ボランティアを経て2014年よりD.Liveに参画し、現在は通信制高校教員を両立しながらTRY部や不登校講演事業を中心に担当。HSP(Highly Sensitive Person)特有の繊細さを活かし、今を生きる子どもたちの先生でも友達でもない「ナナメの関係」になることを目指しています。