運動が苦手な子は自尊感情が低くなりやすい!?

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興味深いデータを見つけたのでご紹介します。

運動が得意な子と苦手な子を比較して
自己イメージの持ち方に違いがあるのか調査されています。

自分のイメージとして「友だちが多い」という項目に「とてもそう思う」と答えた割合は

得意な子が 68.7%
苦手な子が 35.4%

「がんばる」という項目では、

得意な子が 61.3%
苦手な子が 17.0%

さらに「あまり得意なものがない」という項目に対して
「とてもそう思う」「わりとそう思う」と答えた割合は

得意な子が  4.8%
苦手な子が 44.8%

出典:深谷和子(他)(2000).「運動の苦手な子」『モノグラフ小学生ナウ』VOL.20-1、ベネッセ教育研究所
この結果から、運動の苦手な子の方が得意な子に比べて自己イメージが低くなりやすいと言えます。

こうした傾向の原因となるこども達の心理について、東京学芸大学の及川教授はこう分析されています。

どこか「へた」「ダメ」な部分を見せた子に対して周囲は「ダメ」とレッテルを貼って、ダメな子扱いして安心する傾向があるように感じる。
(中略)
ダメ扱いされる方も、その扱いに抵抗してさらに攻撃を受けるのを嫌って
ダメ扱いを甘んじて受け、自ら「ダメな人らしく」演じて
仲間の中での位置を安定させようとする例さえ見受けられる。

出典:及川研(2013).「運動が苦手な子の自己像と友人関係」『児童心理』,976,11-16

これを見つけたとき、わたし自身の過去を振り返ってみました。
もしかしたら友達のイメージどおりに生きようとしてしまってたのかもしれません。

私は運動が苦手な子でした。
体育の時間で特にきらいなものは、運動会のクラス対抗の全員リレー。
いつも「みんなに迷惑かけている」って思っていました。

高校を卒業するまで、自己イメージは低い方だったのに、
大学生になってそれが少し緩和されたのは
体育の授業がなくなったことも理由のひとつかもしれません。
なんだか小さいことをすごーく気にしていたんだなと思ったのを覚えています。

学校という場所は自分のちからをはかるものさしが少ない場所になっていると思います。
勉強ができるか、運動ができるか、何かすごく目立つ特技があるか・・。
そのどれにも当てはまらない子どもには、けっこう生きづらい場所になっている
そんな気がします。

「特技があること」が褒められるのではなく、
こども自身の存在そのものを尊重してくれる大人がいてくれたらよかったなぁと最近思います。

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沢田 沙織

沢田 沙織

滋賀県大津市出身。大学卒業後、地元滋賀で就職。2014年、社会人スタッフとしてD.Liveに加入。こどもたちがそのままの自分を好きになれるように、いろんな大人の背中を見せれるように、と思って関わっている。