子どもの相談相手になりたい!コーチング初心者奮闘記【前編】

D.Live塾で生徒から悩み相談を受けていて、何を言ってあげればいいか悩むことがありました。

わたしの経験では、そういう場面でこうやってきた。
でもそれを伝えてもただの誘導や指示になってしまわないか、
生徒が自分自身で考えてたどり着いた解決策の方が意味があるんじゃないか。

こんな葛藤から、なかなかいい言葉かけができない場面がありました。

ひとつのヒントとして「コーチング」を実践してみようと思い勉強しはじめました。

今回学んだことのなかから、コーチングのポイントと
私なりの気づきをお伝えしたいと思います。

目次

そもそもコーチングってなに?

ある文献にはこのように定義されています。

対話を重ねることを通して、
クライアント(コーチを受ける人)が目標達成に必要なスキル、知識、考え方を備え、
行動することを支援し、成果を出させるプロセス

自分なりに解釈すると
①まず目標も、目標達成に至る解決策もすべて相手の中にあると信じる
②傾聴力と質問力を使って対話を重ね、これらを引き出す
③目標達成に向けて行動できるように相手の気持ちに寄り添う というかんじかなと思いました。

コーチングの具体的な進め方はこんなかんじです。

・相手に合わせる
例えば話を聴くとき相手のしぐさや表情、話すテンポを真似してみるミラーリング。
安心感を生み、信頼関係を築くのに役立ちます。

・信頼関係を築く
これがないと、相手が本音を見せてくれなかったり
こちらの伝えたいことが響かなかったりします。

・相手の本心を見抜く
ちょっとちくっとするひとこと。
例えば「本当はこうしたいんじゃないの?」などの問いかけがこれにあたります。

・目標設定
たいせつなのは、目標も、そのためにまず何をするかも相手が決めます。

・実際に行動できるところまで導く
例えば「できそう?」「いつまでにやる?」などの問いかけがこれにあたります。

最大の難関 ”価値観を外して聴く”

傾聴力を鍛えるうえで、私がすごく難しいなと思ったのは
「自分の価値観を外してただ聴く」ということでした。

ふだん友達や家族の話を聞いていて、アドバイスをすることがよくあります。
コーチングにおいては、それは自分の価値観で相手を判断しているということ。

知らず知らずのうちに「こうあるべきだよ、それができてないキミはだめだよ」という空気を発しているのを
相手は敏感に感じるのかもしれません。
それではなかなか本当に悩んでることを言ってくれないでしょうね。

子どもが話してくれることに「それは違う」と思うこともあるでしょう。
それでも良い悪いは置いておいて、ただ聴く。それがコーチングにおける傾聴です。

わたしはまだ傾聴が出来ていないようです。
まずはこれから意識して人の話を聞いてみようと思います。

このつづきは後編で。
コーチングのもうひとつの大事なスキル、質問力について取り上げます。

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この記事を書いた人

2009年に設立。2012年にNPO法人化。
滋賀県草津市を中心に活動。
ミッションは、「子どもがどんなことにも自信を持って取り組める社会を創る」

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