草津に子どもたちの居場所をつくろう!

もしかしたら,ずっとやりたかったことが遂にできるかも知れない。
僕は、高まる鼓動をおさえながらバイクにまたがった。

今日、行政のかたとお話していたときのこと。
「不登校や虐待されている家庭に対してなにかしたいんです」と、担当のかたはアツく語ってくれた。

行政としてなにかを始めるとなると、実験的なことや先進的なことはできない。
そのため、NPOなどの民でなにかできないか。
そんなお話をいただいた。

僕がずっとやりたかったのは、居場所づくり。
子どもは、一朝一夕で変わるものではない。
人がじっくりと関わり、その掛け合いの中で子どもは自分をさらけだし、一歩踏み出せるようになっていく。
川の水が石のカドを落とすように、時間をかけて子どもは大人に自分をさらけ出せる。
だからこそ、継続して関われる場所と思って教室の運営をおこなっている。

でも、教室もあくまでも関わりとしては点でしかない。
週に1回や2回の関わり。
もちろん、その中でも子どもたちは大いに変化をしている。
ただ、それだけではしんどい子もいる。
すごく時間がかかる子もいる。
はじめは全く心を開かないこともある。

教室だと、どうしても出来るだけ一緒に進めるという形になってしまう。
授業時間の中で出来ることは限られる。
だからこそ、居場所をつくり「いつでも来ていいよ」といった場所を作りたいなとずっと思っていた。

今回いただいたお話がどのようになるかはまだ未確定だけど、とことんやりたいことを拡げて、一緒に夢を語っていきたいなと思う。

111120-1
毎日いろんなワークショップが開催され、ゲーム大会やカードゲーム、ボードゲームなんかを子どもと一緒にやる。
元気なシニア層の人たちも子どもと一緒に関わる。
勉強を教えるだけではなく、子どもにゲームを教わるかも知れない。
子どもたちと一緒にご飯も食べられる場所なんてステキだ。

子どもは、たくさんの大人や人と関わり、揉まれながら育っていく。
残念ながら今の世の中、子どもがいろいろな人と関わる機会が減ってしまった。

「こんな企画があるから行く」という子もいれば、「あのおっちゃっがおるから行く」でもいい。
「ひまやし、あそこ行っとく?」なんかでもいい。

灯台のように子どもたちが目印にして集まるような空間。

そんな場所を草津に作っていきたい。
さぁ、これから大風呂敷を広げるつもりで企画書を叩いてみよう。
楽しみだ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
詳しいプロフィールはコチラから

コメント

コメントする

目次