教職の授業で習わなかったけどボードゲームで子どもと繋がるのはめっちゃアリ!|ボランティアインタビュー #15

こんにちは、D.Liveスタッフの得津です。

本日はフリースクール昼TRY部を1年間手伝ってくれた学生ボランティアのちーちゃんにインタビューしました!

 

○動画はこちら

【フリースクール昼TRY部】 学生ボランティアインタビュー #8

フリースクール昼TRY部のボランティア募集ページはこちら! ※募集を終了している場合もございます。ページから最新情報をご確認ください https://activo.jp/articles/69461

 

 

ーまずは1年間ボランティアとして手伝ってくれてありがとうございました。最初にお伺いしたいのですが、ボランティアをしようと思ったきっかけはなんだったんでしょう。

私は今は専門学校生なんですけど、大学生の頃から子どもに関わるボランティアをしていました。せっかくだから、これまでと同じようにこの一年も子どもに関わるボランティアをしようと考えていたんですね。これまでのボランティアで出会った子どもたちの中にも学校に通えなくなってしまった子もいました。そんな子たちにどうやって関わればいいんだろうかを勉強したくて昼TRY部に応募しました。

 

ー専門学校に通いながらの参加とのことですが、学校の試験や就職活動もあったことと思います。時間の使い方はどうしていたんでしょう。

私の専門学校は夜に授業があるので、学校でできることは学校でやって、ボランティアの時間はボランティアに集中するようにしていました。忙しいときはボランティアもお休みさせてもらっていました。

 

ー1年間、昼TRY部の子ども達と関わる中で一番印象的だったエピソードを教えてください。

これが一番というのは見つけられなかったんですけど、そうですね。最初ってやっぱりお互い緊張しちゃうし、私も距離の詰め方がうまくできなかったので緊張させてしまうことがあったんです。でも、だんだん「うん」「いいえ」だけの返事から、向こうから話しかけてくれたり、お家での出来事を自分から話しかけてくれたりした瞬間がすごく印象に残っています。

 

 

(写真はちーちゃんの自己紹介クイズの時)

 

 

ーこちらから見ている分には距離の取り方を間違えたようには見えなかったですけどね(笑)。どんなときに、間違えたなって思うんですか。

がんがん行けばいいってものでもないじゃないですか。向こうが話したいなと思ったときに、うまく合わせるのが難しかったです。いきなり一対一で話しかけられても、子どもからすると怖いよなぁって思うのです。まずは、遊びなどで一緒にいる場を楽しむところから信頼関係を築くことが大事なんだと、スタッフの得津さんや他のボランティアさんを見て勉強になりましたね。

 

ー昼TRY部ではいろんなボードゲームやスプラトゥーンのようなテレビゲームで遊ぶことも多いのですが、これらの遊びに慣れていないとついていくのが難しい部分もあると思うのですが、ちーちゃんはどうでしたか。

私はあまりゲームで遊ぶ方ではないので、どうしようかなと思ったこともありました。でも逆にゲームなどのツールを使って、子ども達と信頼関係を築いていけるんだなと気づきました。これまでに参加したボランティアでは、会話を重ねて信頼関係ができてきましたし、教職の授業でもボードゲームを使いましょうなんて習ったことがないです。だから、ゲームを使うっていいなぁと思いましたね。すごいアリやなと思いました!

参加したばかりで緊張している子にはこのゲーム、慣れてきた子には頭を使うこのゲーム、のように子どもに合わせてゲームを選んで遊ぶのも楽しかったです。

昼TRY部って、大人と子どもが一対一でもないし、学校みたいに一対集団でもないじゃないですか。それがすごい特徴的だなって思います。大人も子ども達も複数人いる状況は私も初めてだったので最初は集団と私がいる中で、どこに立てばいいのか、誰に話かければいいのかもすごく難しかったですね。

 

ー確かに学校とも家庭教師とも違いますものね。その難しさに対して、ちーちゃんはどんな工夫をされたんでしょうか。

立つ位置はすごい考えるようになりました。全体を見えるような位置に立つようにと、得津さんに教わりましたし、教室全体を見て誰かが阻害されていないような立ち位置の取り方とか話しかけるタイミングとかはその場の流れではなくて考えてやろうと思うようになりました。

 

ー1年間で自分なりの子どもと関わるノウハウが学べたようで何よりです。では最後にフリースクール昼TRY部のボランティアを検討されている方々へメッセージをお願いします。

いろんなことを挑戦できますし、間違っていてもそれを責めるのではなく「一回やってみよう!」というスタンスで、スタッフも皆さんも関わってくれるので、子ども達と関わりたいと思っている人にとってはとてもいいボランティアだと思うので、みなさんぜひよろしくお願いします(笑)。

 

 

お知らせ

自分に自信がもてない思春期の子どもたちが、自信を取りもどせる居場所づくりをしているNPO法人D.Live(ドライブ)。D.Liveでは子どもの教室を運営しており、ボランティアを希望する学生や社会人が自分の時間や関心に合った教室を選べるようになっています。

※ 現在募集中のボランティア情報はこちらから

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この記事を書いた人

D.Live副理事/元小学校教員
自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。
自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。

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