
田中洋輔(不登校・引きこもり経験者)
NPO法人D.Live 代表理事
不登校支援 8年/教育活動 16年
不登校の子育てを一言でまとめてしまうと、「うんざり」だろう。
無理矢理学校へ行かせようと思っても上手くいかない。
かといって自由にさせても、ずっとゲームやスマホばかりしていて、勉強する気配も見られない。
周囲からの圧力
学校の先生は、「育て方が悪いのでは?」とか「もっと強く子どもに言いましょう」と言ってくるかと思えば、「今は無理をせず、見守ってあげましょう」なんて言ってくる。
旦那が「お前がしっかりしないからだぞ!」なんて言ってきたり、両親(子どもにとっての祖父母)が「本当に大丈夫なの?」と心配だという顔をしながらプレッシャーをかけてくる。
このまま引きこもりになったらどうしよう?
勉強しないままで受験出来るの?
先行きが見えず、不安な気持ちは尽きないし、笑顔で学校へ行く近所の子どもたちを見ると胸が締め付けられる。
学校から毎日のように電話がかかってきたり、先生が家に来る。
「すみません」
「ごめんなさい」
「申し訳ございません」
いったいどれだけ頭を下げればいいんだろう。
多くの人に迷惑をかけている気がする。
でも、はっきり言って一番迷惑かけられているのは私だ。
努力しても報われない現実
出来ることはなんだってやっている。
本やYouTube、セミナーなども受けて、不登校や子育てについても勉強した。
いろんな方法も試した。
厳しくせず、優しく子どもにも接した。
「好きにしたらいいよ」とゲームの制限時間もなくした。
でも、子どもはなにも変わらない。
学校へ行かず、朝も起きず、ゲームやスマホばかりの毎日。
風呂にも入らず、歯も磨かない。食事も減った。
見守りましょうって言うけれど、本当にこのままでいいのだろうか?
本当に大丈夫?
微熱が出ているのに、「大丈夫。しばらく安静にしたら治りますよ」と言われるような感覚。
そのままにしておいて、本当に大丈夫なの?
いつまでたっても状況は変わらない。
だんだん疲れてきた。
どうして、私だけ…
私だけがガンバって、私だけが心配している。
時間もお金もかけて子どものためにやっているのに、この子はなにも分かってくれない。
親の気苦労を理解していない。
「いったいなんなんだよ…」
親の気持ちを分かってもらえなくて、淋しい。
だんだんイライラしてくる。
「お前は何様なのだ…」
「明日は学校へ行く」と言うから、仕事を休んだのに、朝になると「やっぱり行かない」と言う。
「勉強したい」と言うから塾へ通うことにしたのに、全然行かない。
ずっと振り回されている… ずっと…
不登校の子育ては、とにかくしんどい
不登校の子育ては、本当にうんざりするものです。
親として出来ることをしたいと思い取り組むけれど、まったく効果がない。
不安な気持ちばかりが募っていき、しんどくなっていきます。
孤独な気持ちにもなるでしょう。
ほかのママ友にも相談は出来ないし、家族も深いところではなかなか私の気持ちを分かってくれない。
先生やスクールカウンセラーなども、人によって言うことはバラバラなので、いったいなにを信じたらいいか分からなくなる。
なんとなく責められている気持ちにもなる。
自分は、親失格なのでは?
親としての役割を果たせていないのでは?
そんな気持ちにもなり、鉛を飲み込んだように心は重くなる。
この気持ちは、誰にも話せません。
いや、「どうせ話したところで分かってもらえない」と、あなたは思うことでしょう。
孤独と葛藤の毎日
孤独の中で、出口も見えずただ子育てをガンバる毎日。
そりゃあ、心は折れるというものです。
イヤになり、「もう勝手にしてくれ…」と、開き直る。
でも、「本当にこれでいいのか?」「もっとちゃんとやらないとダメじゃないの?」と、もう一人の自分がずっとささやいてくる。
時間はなかなか解決してくれない。
時間が経っても子どもはあまり変化が見えない。
するとますます焦ってしまう。
「なにもしていないから、なにも変わっていないのかも…?」
ガンバる → 上手くいかない → 諦める → もう一度、ガンバる
このループが延々繰り返される。
ハムスターがくるくる車輪をまわすように。
私たちは孤独だけど、独りじゃない
不登校は孤独な戦いだ。
特に不登校だと、ほんとに難しい。
けれど、決してあなたは一人じゃない。
同じように、不登校で悩む人たちはいる。
子どもの将来を憂い、心配し、不安に思う。
どのように関わっていいか迷い、遠慮し、なかなか上手く出来ない。
あなたがダメなわけじゃなく、みんな同じように悩んでいる。
でも、なかなか周りでは分かってくれる人はいないし、話せる相手も出来ない。


参加されている皆さんの悩みも、読ませていただき、悩んでいるのは、自分だけではないのだと、心強く思いました。
身近に不登校経験保護者がほとんどいないため、共通点のある皆さまと間接的にでも時間を共有できたことが嬉しかったです。


講座には、同じように悩み苦しみ、でも子どものためになんとかしたいと思っている人たちがいる。
まさに、仲間であり、同志だ。
彼らと語り合うことで、「自分だけじゃなかったんだ」と安心することが出来る。
苦しい心の内をさらけ出すことが出来る。
不登校経験者であり、支援者でもあるからこそ会得出来たワザ


僕(D.Live 田中)自身、不登校経験者だ。
高校生のとき、甲子園出場校へ進学したものの挫折。
そこからは毎日河川敷登校だった。
河川敷へ行き、ぼーっと空を眺める毎日。
浪人して、大学へ進学すると、今度は引きこもりになった。
当時、自分自身がなぜ不登校や引きこもりになったのか分からなかった。
原因や背景などのメカニズムが分かったのは、30歳を超えてから。
これまで、フリースクールやオンラインコミュニティ、保護者サークルを通して、たくさんの子どもたちと接して来た。
相談を聞いた数は、1,000件を超える。
多くの相談を受け、だんだん共通項が見えて来た。


僕はたくさんの不登校の子どもたちと会ってきた。
小学生から大学生まで、原因や背景は様々だ。
話をして、思いを聴いて、保護者や子どもにアドバイスを送る。
上手くいくこともあれば、上手くいかないこともある。
その経験も活かしながら、日々試行錯誤をしていく。
そうやって、秘伝のタレのように、「こうすれば上手くいく」「なぜ、こうなっているのか」という不登校の背景や原因、関わり方のコツを見つけていった。
残念ながら、不登校の気持ちは、親や先生には決して分からない。
経験したものにしか分からない闇がある。


はっきり言って、不登校の日々は地獄だった。人生であのときよりも苦しい時間は今後ないだろうと思うくらいに。
経験し、子どもたちと一緒に試行錯誤したからこそ伝えられることがある。
僕が得たことやこれまで見つけた方法などをすべて秘伝のタレとして、講座では伝えていく。
あますことなく。
苦しい不登校の子育て
ほとんどの人にとって、不登校の子育ては苦しいものであり、逃れたいものだ。
「とっとと不登校なんて終わらせたい」というのが、ホンネではないだろうか?
ただ、悲しいことに不登校は長期戦だ。
子ども自身が自分と向き合い、どのようにして自分らしく生きていくかを模索していく。
病気のように、病原体が取り除かれたら元気になるようなものではない。
だからこそ、親としても、じっくり腰を据えて取り組む必要がある。
でも、冒頭でも書いたように、不登校の子育てはうんざりする。
出来ればやりたくない。
「なんとかして答えが欲しい…」
「手っ取り早く解決したい…」
すがるような気持ちで不登校の講座を受けることが多いだろう。
『受講しないと、子どもは引きこもりますよ。本当にいいのですか?』とあおるようなセミナーも多い。
最近では、数十万円する不登校セミナーも増えてきている。
義務感の子育ては上手くいかない
僕は、義務感の子育てでは上手くいかないと思っている。
切迫感を持って接してくる親は、子どもとしてはイヤになるだろう。
なにより、「なんとかしなければ!!!」という気持ちでおこなう子育ては苦しい。
苦しいと長続きしない。
つまり、上手くいかない。
苦しい子育ては、誰も幸せにしない。
楽しく学び、前向きな気持ちで子育てに向かわないと継続出来ないし、上手くもいかない。
学生時代、楽しい先生がいれば、勉強もはかどった。
おもしろい先生の授業は前向きな気持ちで取り組める。
同じように、不登校の講座も楽しくないと学びには繋がらない。
リキんで、「なんとかしなければ!!」という気持ちで必死に受講しても、ただ苦しいだけだ。
「ガンバらないと」「まだまだ私はダメだ」という気持ちで受講すると、どんどん胸が締め付けられる。
僕は、それではダメだと思っている。
楽しく、前向きな気持ちになれない限り、講座を受講する意味はないとすら言える。
これまでの開催実績と変化の声


『不登校連続講座』は東京・滋賀・大阪・兵庫など全国で開催し、延べ296人の保護者が参加してきました。
受講後には、下記のような声が届いています。
- 朝起きたときのため息が消え、憂鬱な気持ちがなくなりました。
- 学校の先生や周りの声に、振り回されないようになりました。
- 「自分や子どものトリセツ」がわかるようになり、思い悩むことが少なくなりました。
- 子どもとの会話量や外出する機会が増えました。
この講座の魅力 1. 楽しく学び、前向きな気持ちに


僕は、元芸人で、学生時代は漫才をしていた。
YouTubeで発信をおこない、講演の実績は60件を超える。
言わば、しゃべりのプロだ。
爆笑を取る講座では決してないが、笑いの絶えない講座になっている。
どの感想を見ても「楽しかった」という声が挙がるほど、前向きな気持ちになることが出来る。



田中さんの話が分かりやすく、面白く、生活につながっていて想像しやすかったです。



講座は、面白いので内容を集中して聞け、とても分かりやすかったです。



この講座のオススメポイントは、ズバリ面白いことです。
例えが具体的で、事例も豊富。楽しかったのでまた参加してみたいです。
この講座の魅力 2. 自分に出来ることが見つかる


秘伝のタレとは、決してマニュアルではない。
「こうしてください」といったものではない。
1つ1つは、アイデアだ。
こんな方法がある、こういうテクニックがある、こんなコツがある。
それをとにかくたくさん紹介していく。
これでもか、これでもか、と。
たとえば
・ヒットアンドアウェイ作戦
・ゲーミフィケーションテクニック
・ぶっちゃけの術
などなど。
「こうしてください!」と言われると、上手く出来ないときに諦めてしまう。
でも、たくさんのアイデアを紹介されると、1つか2つは「これ、出来そう」と思えるものがある。
「子どもに話しかけなさい」と言われても難しいけれど、「ここ1週間で、一番心が動いた出来事ってなに?」と聞くことは比較的たやすい。
講座を受けると、やってみたくなる。
「これ使える」「これ試してみたい」「これ、難しいけど、ちょっとおもしろそう」
そんなワクワクとした気持ちになる。
面白い理科の実験を教わったように、実際に試してみたくなるのだ。



具体的な関わりかたや声かけの仕方など、いろいろ提案してもらえました。



純粋に学びの楽しさを久しぶりに感じて、毎回わくわくして受講できました。 いまは連続講座用と名言セラピー用と子ども観察記録用の計3冊のノートを作って、時間がある時に眺めたり書き留めたりしています。



講座内容は少しずつ咀嚼中で、繰り返しアーカイブを見ていますが、今はこれができるかなとか、3ヶ月後にはこれやってみたいなとか、これをやるのはまだ早いなとか、見るタイミングで私の心にヒットするポイントが変わって毎回新しい発見があります。



いろんなアイテムをゲットしたので、とりあえずできそうなことからどんどんやってみようと思います。


僕は、たくさんの失敗事例を見てきている。実際に自分自身もたくさん失敗している。
だからこそ、注意するべきポイントや陥ってしまう失敗も伝えることが出来る。
「こんなアイデアあります。これするときは、ここに気をつけてね」と。
勘所を伝えるので、取り組みやすいし、失敗事例があることで気をつけることも分かる。
この講座の魅力 3. 2週間ごとに試して改善できる


講座は、2週間に1度ある。
そのため、講義を受けて2週間ほど実際に練習が出来る。
① アイデアや考えを学ぶ
② 実際に子どもに対して試してみる
③ 上手くいかなかったことなどを相談する
このように、トライ&エラーが出来る。
ほかの受講生の取り組みも知ることが出来るので、自分もやってみようと思えるし、経験やアイデアをみんなで共有することも出来る。



「講座で勉強してん」と学んだことを話すついでに、「あなはどうなの?」と子どもに訊く機会が増え、子どもの気持ちや状態を自然に聞くことが出来るようになりました。



講座期間中、子どもの気力が落ちてどうしていいか分からなかったときにアドバイスを聞くことが出来ました。
自習室で周りが勉強しているのを見ると自分も頑張れるのと同じで、仲間が取り組んでいるのを見ると、自分も「やってみよう」と前向きな気持ちになれる。
なにより上手くいかないときは、スグに相談が出来る。
そのため、失敗がキチンと学びに繋がる。
本やYouTubeだけでは、実際に取り組んで上手くいかないと、どうすればいいか分からない。なぜ上手くいかないのか原因も背景も分からない。
しかし、講座ならいくらでも質問することが出来る。上手くいっている人や上手くいっていない人たちを見て、どこがポイントか考えることも出来る。
子育ては、なによりも実践が大事だ。
動画を見るだけで車の運転が出来るようにならないのと同じ。
やってみないと、上達しない。
この講座の魅力 4. 子育ての取り組みが楽しくなる!
子育ては、どうしても子どものために自分を犠牲にしてしまう。自分をすり減らしてしまう。
そうやって苦しみながら取り組んでいるにも関わらず、結果や成果が出ない。
すると、イヤになるし、うんざりする。
でも、講座を受講すると子育ての取り組みの1つ1つが「チャレンジ課題」のように思える。
子どもの反応や成長など気にせず、「課題に取り組もう」といった意識になれる。だから、今まで出来なかったことが出来る。みんなもやっているし、「課題だから」と自分への言い訳にもなる。



講座の後、ワークをすることで実体験として実感出来るところがいいと思います。子どもにも「宿題だから」と言うと、けっこう一緒にやってくれました。



学んだ事は課題で実践できるので、ただ知識を得て終わりではないことも良かったです。



私が課題に取り組む姿を通して息子が協力し、背中を押してくれました。
「すでに学んだから大丈夫」と思う人こそ参加して欲しい
ほかの講座に参加したから大丈夫
ブログやnoteの記事を読んだ!
だいたい知ってそうだから大丈夫!
サークルで学んだし、満足!
そう思っているかたこそ、ぜひ参加していただきたいと強く思っています。
子育てを “料理” にたとえると──


レシピを見れば何となく作れます。
でも、本当においしく仕上げるには
なぜ その野菜を選ぶのか
なぜ ここで弱火にするのか
なぜ その調味料を最後に入れるのか
──理由までわかっていないと、味がブレます。
子育ても同じです。
「褒めましょう」「傾聴しましょう」というレシピ(テクニック)だけでは再現しきれません。
点が線になり “わが家の味” になる6回構成
信念と背景を知る ― まず “なぜ” が腹落ち
具体テクニックを試す ― “どう” を練習
つまずきを修正する ― フィードバックで定着
この3ステップを 全6回 で回すからこそ
「あぁ、そういうことか!」
「だからこの順番なんだ!」
と腑に落ち、わが家仕様にアレンジできるようになります。
受講後に起こる3つの変化
子どもに “聞いてみる” 言葉が自然に出る
親子の会話が増え、家のピリピリが消える
状況に合わせて “強火↔弱火” の関わり方を選べる
小手先だけでなく “下味の理由” までわかるから、あなたの家庭だけのレシピ を自信を持って作れるようになる――
それが本講座です。
不登校の『どうしたら…?』が『これならできる!』に変わる6回講座
忙しくても大丈夫。どこにいても、あなたのペースで参加できます
オンライン同時配信+無期限アーカイブ視聴つき。
当日参加できなくても後から好きなタイミングで学べ、ご家族とも共有OK。
隔週(全6回)のゆるやかなリズムだから、仕事や家事の合間でも続けやすい講座です。
学年も不登校歴も問いません ―― いつ始めても価値がある理由
親としての“あり方”から会話のコツまで——
お子さんの状態・学年に合わせて実践できるヒントが満載。
受講生からは「不登校、3年目でも新しい気づきがあった」「他の講座より心がラクになれた」との声が多数。
リピーターが多いのは、「毎回、状況に合わせた新しい発見があるから」です。
家族で一緒に学べるから、変化が早い
アーカイブはご夫婦や家族と視聴共有OK。
「ここだけ見てほしい」と動画を送ることで、家庭全体で前向きな空気が生まれます。
受講料は1回あたり約5,000円 ―― 相談・学び・仲間、すべて込み
6回で30,000円(現地)/25,000円(オンライン)
個別カウンセリング数回分より手頃な費用で、相談も学びも仲間づくりも一度に手に入ります。
「長時間かも」と心配でも、ワークや質疑であっという間に時間が過ぎたと好評です。
「課題は必須?」いいえ、マイペースでOK
毎回“試せる課題”を用意していますが、忙しい日はスキップしても大丈夫。
大切なのは、あなたとお子さんに合ったタイミングで少しずつ実践することです。
7月12日(土)より、愛知県名古屋市(名古屋駅前)にて「不登校連続講座」を開催します。
現地での受講に加え、オンラインでもご参加いただけます。
大人気の『不登校連続講座』は、これまで延べ296名の方にご受講いただきました。