TRY部には、深夜部屋というこっそりみんなで会話する場所があるんです。

ほんとは23時までなのに、こっそり深夜部屋

TRY部では、基本的に活動は7時から23時に決めています。
小学生もいるのでイベントは22時まで。

22時以降は、通知などを切るようにして参加したい子たちだけで雑談などをしています。

けれど、どうしても寝られない。夜が不安でつらいなどの声があったので、「深夜部屋」というものをつくっています。

ボイスチャット(通話)は禁止にして、チャットのみでの実施。

参加するかどうかなどは各ご家庭のルールにお任せにしています。

おもしろいもので、子どもたちは自ら「最近、ちょっと寝るの遅いから、早く寝るようにするわ」と言うこともあります。

こちらとしては、出来れば早く寝て欲しい。

「早く寝ろよぉ〜」って思っている(苦笑)

でも、夜の時間が怖い。しんどい。つらい。さびしい。といった気持ちも充分に理解できます。

僕自身も、引きこもっていたときの夜中は、ほんとにしんどかった。

誰かと繋がっていると思えるだけで、心理的な安心感はハンパないもの。

ならば、まぁ、仕方ないかな、と。

TRY部は、こちらがすべてのルールを一方的に決めつけるのではなく、ホームルームを使い、一緒にルールを考えています。

もちろん、すべての子どもたちの意見が採用されるわけではなく、スタッフの思いや考えなども伝えていきながら、決めていきます。

そのため、新しいルールが出来るし、過去のルールも修正が加えられることもあります。

柔軟なことが、TRY部の良さの一つではないかなと、個人的には思っています。

 

 

 

 

子どもが言う「暇」ってのは、文字通りの暇ではないんですよね。ついつい、暇ならなにかしたら? とか思うけど、そうじゃない。子どもたちと話し、オンラインコミュニティでの姿を見て、「あっ、そういうことか」と気がつきました。

 

 

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
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