子ども達と遊んでいるだけでもいいと思える日がやってくる|ボランティアインタビュー #11

今日は、約一年半前からフリースクール昼TRY部のボランティアをしている「プロ」に、インタビューしました。昼TRY部の子ども達にとっても懐かれているプロ。その理由はなんなのか。そもそもどうして「プロ」というあだ名になったのか。いろんな話を聞かせてもらいました
動画ではなく文章で読みたい方は動画の下に記事としてまとめておりますので、ぜひご一読ください。
○動画はこちら
#5 学生ボランティアインタビュー 【フリースクール昼TRY部】
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ー今日はよろしくお願いします。D.Liveでは教育や福祉を学ぶ学生からのエントリーが多いのですが、プロは芸術系の大学に通っています。D.Liveにとっては、かなり珍しいことなのですが、プロがうちに来ようと思ったきっかけはなんだったんでしょう?
プロ:なるほど。ぶっちゃけていいですか。たまたまです(笑)。時間ができて、何か始めたいなぁと考えた時にバイトとかも考えたんですよ。でも、「バイト仕事覚えるの難しそうだなぁ」と思ってやめたんですよね。せっかく何か新しいことを始めるなら楽しい方がいいよなぁと。自分は人と話してワイワイするのが楽しいので、ネットで検索してフリースクールの存在を知って、楽しく子どもと関われる仕事があるんだと思い、エントリーしました。
ー早速ぶっちゃけてくれましたね(笑)。たまたまでも来てくれてよかったです。フリースクールの存在をエントリー時に知ったとのことですが、不登校やフリースクールへの印象。特に、活動前後で変化したのかどうかについて教えてください。
プロ:フリースクールが不登校の生徒たちが来る場所だと知ったとき、よくないですけど暗い雰囲気なのかなとか、いろんな人と関わるのが嫌で静かなのかなとか思ってたんですけど、昼TRY部は全然そんなことなかったですね。初めて来たときから、みんなで遊ぶことが好きな子がたくさんいて、「え、こんな明るいの!?」と率直に驚きましたね。
プロ:だから不登校の子どもって暗いイメージがあるかもしれないんですけど全然そんなことなくて、学校とたまたまウマが合わなかっただけなのかなぁと。
ー芸術系の大学だし、不登校やフリースクールについて勉強することもなかったんですかね。やっぱり。
プロ:不登校については大学の教職課程で一応学びはしますけど、不登校に対してどんな対応をするかばかりで、どんな子がいるかなんて詳しく教えてもらったことがないですね。なので、昼TRY部のように実際にフリースクールに来ることで、「こんな子がいるんだ」と驚くことが多いと思います。
ー子ども達との出会いに驚くことが多かったとのことですけど、約一年半ボランティアとして参加してきた中での印象的な出来事やエピソードを教えてください。
プロ:印象的なことですか。最近のことでいうと、自分は今年に入ってから臨時で講師をしている関係で昼TRY部にこれていなかったじゃないですか。行けてない間、寂しい思いを自分もしてたんですけど、今日(動画撮影日)久しぶりに参加できることが決まったときに、「子ども達がとても喜んでいたよ」とスタッフさんに教えてもらって、素直に嬉しかったですね。
プロ:昼TRY部の子ども達が自分にそんな気持ちを向けてくれるくらい関係ができていたことと、子ども達の変化を間近で見られることが嬉しいですよね。
ープロと話したかったんだろうけど、今日は昼TRY部に来た生徒たちが全然帰らなかったですもん。懐いてるんだなぁと傍目に見ながら思っていました。ここで教えてほしいのが、プロが生徒と関わる上で大切にしていることはなんだったんでしょうか。
プロ:素でいるということですね。自分を作ると疲れるじゃないですか。そんな疲れた姿は子ども達も感じてしまうだろうから、感情を出したいときは感情を出します。反対に疲れているときは「いま疲れてるねん」って言うようにしていました。学校の先生はちょっと遠いイメージがありますけど、先生とは全然違う近い距離感で関わるスタンスを大事にしていますね。そうやって、素の自分で接することで、こういう大人もいるんだと子ども達に思ってもらえたらいいなって。
プロ:いま、自分は臨時で中学校の講師をしているんですけど、昼TRY部の経験が仕事で活きることがめちゃくちゃあります。仕事でも昼TRY部と同じく中学生と関わっているのですが、昼TRY部での経験があるので仕事で関わる中学生ともめちゃくちゃ関わりやすいです。
ープロは水曜のスタディコースの手伝いもしてくれていました。勉強を子ども達に教えるときは気をつけていたことなどありますか。
プロ:ベテランの先生方に言わせたらまだまだなのかもしれませんが、一緒に考えることを大切にしていました。わからない問題があったら、解答を見て、解き方を理解し、子どもに「いま分かったこと共有するわ」って言って、解き方の解説をしていました。このスタンスは学校ではできないですけど、昼TRY部ならできるので、そうしていました。
ーありがとうございます。そろそろ最後の質問にしようと思っているのですが、その前に1つだけ。どうして「プロ」と言うあだ名になったんでしたっけ?最初に聞いてもいいくらい、みなさん気になっていると思うんですよね。
プロ:昼TRY部に初めて来たときに、先輩のボランティアさんに「プロ」って名付けられたんですよ(笑)。そのときから、「あ、自分、プロなんや」って思いましたね。でも、おかげで子ども達にとっても親しみやすくなったので、あだ名って大事ですね。
ー最後に、これからD.Liveでボランティアをしようか検討している人へ一言、メッセージをお願いします。
プロ:ここに来たら絶対に自分が知らない世界を知ることができます。最初は、勉強を教えたり自立活動みたいなことをするのかなって思ってたんですけど、全然そんな硬くないです。雰囲気は優しくて暖かいし。
プロ:最初は「遊んでるだけやん」って思うかもしれないですけど、遊んでるのがいいって思えるタイミングが絶対来るんですよね。せっかく参加するなら、そう思えるまでは関わってほしいですね。自分はここにきて2、3ヶ月くらいした頃にそう思いました。ここが子ども達にとっての居場所になっているんだなぁと。そんな風に思えるタイミングがきっと皆さんにも来るので、ぜひ頑張ってほしいです。
お知らせ
自分に自信がもてない思春期の子どもたちが、自分の自信を取りもどせる居場所づくりをしているNPO法人D.Live(ドライブ)。D.Liveでは3種類の子どもの教室を運営しており、ボランティアを希望する学生や社会人が自分の時間や関心に合った教室を選べるようになっています。