本人の感じ方が全てなので、子どもの感情や気持ちをそのまま受け止めるようにしています|D.Liveボランティアインタビュー#10

大学1回生から4年間、D.Liveの活動を手伝ってくれた大学生のぐっさん。今回は春から社会人になるぐっさんに、これまでのD.Liveの思い出や子ども達と関わる上で大切にしていることなどをインタビューしました。
動画ではなく文章で読みたい方は動画の下に記事としてまとめておりますので、ぜひご一読ください。
○動画はこちら
#4 学生ボランティアインタビュー 【TRY部&オンラインフリースクール】
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ー今日はよろしくお願いします。まず教えて欲しいのですが。D.Liveにボランティアで関わろうと思ったきっかけはなんだったんですか?
ぐっさん:きっかけは自分自身が高校の頃に不登校だったこともありました。なんとか高校はギリギリ卒業でき、「自分のような人に何かしてあげたいな。ボランティアしたいな」という気持ちが大学に入学する前からありました。ですので、大学に入学してすぐにボランティア募集しているところを探し始めました。
D.Liveを知ったのは、ネット(ボランティアポータルサイトactivo)でD.Liveを見つけたからです。場所も草津市だったので近いなと。最初はとりあえず行ってみるかという感じでしたが、まさか四年間もいるなんて思ってなかったですね(笑)。
ー一回生からボランティアに参加するのは珍しいと思うのですが、ボランティアをすることはぐっさんにとって身近だったの?
ぐっさん:ぼくが入学した大学の学部もそういうことに関心が高かったので、珍しいことではなかったですね。
ーふむふむ。でも一回生からボランティアと参加するとなると、授業やサークルなどいろいろ調整しないといけないと思います。時間の使い方はどうしていましたか?
ぐっさん:ぼくが最初にボランティアで参加したのは、草津市の月曜19時から始まるTRY部でした。週一日、夜からだったので時間の調整はそれほど大変ではなかったですね。サークルや授業もあってたので、一回生はちょっとバタバタしましたね。二回生も他サークルに所属していましたが、三回生になって辞めたので、回生が上がるにつれてボランティアに割ける時間は増えていきました。
参加できる時間が増えたので、スタッフ会議に参加させてもらったり、動画撮影のお手伝いをしたり、いろんなことをお手伝いさせてもらえるようになりました。
ー放課後の予定を埋めるための優先順位はどうしていましたか?
ぐっさん:まずTRY部の予定を埋めていって、空いた時間にバイトや他の予定を埋めていくという感じでしたね。
ーまず私たちを優先してくれたんですね。ありがとうございます!ぐっさんがD.Liveを大事にしてくれているのが伝わります。本当に長く関わってくれましたが、ぐっさんが特に覚えていることや印象的だったことはありますか?
ぐっさん:遠足で名古屋の科学館や京都市動物園に行ったことですかね。いつもTRY部で見せる姿とは違って、子どもたちの顔がとてもキラキラしているのが印象的でした。不登校になるとなかなか校外学習にも行けないですから、一緒に遠足に行けたのは嬉しいですね。
他は、大人向けのイベントで話題提供したことですね。自分が不登校だった頃のエピソードを、イベントに参加された保護者さんにお話ししました。自分の経験が保護者さんのお役に立てるんだと思いましたね。
(遠足の様子)
ー遠足は本当に楽しかったですよね。子ども達とのエピソードが出ましたが、四年間ボランティアで手伝ってくれた中で感じる子ども達の成長などはありますか?
ぐっさん:自分が今でも覚えているのが、TRY部に通い出した頃はいつも下を向いていて話しかけても反応が少なかった子どもについてです。TRY部に通うにつれて、次第にうつむいていた顔の角度も上がり、高校に合格したことや生徒会に入ったことを話してくれました。
そんな、最初はTRY部に馴染めていなかった子が、TRY部に入って一、二年経った頃ですかね。新しく体験に来た子に優しく声をかけていたんですよ。自己紹介の時間でも、体験の子に「無理しなくていいよ」って言ってて。そんなことが言えるようになったんだなと。感動でしたね。
ー確かにそれは感動しますね。ぐっさん自身が子ども達と関わる中で気をつけていることや心がけていることはありますか?
ぐっさん:そうですね。子ども達の感情や気持ちを否定しないってことですね。例えば、テストで490点とった生徒がいたとするじゃないですか。ぼくだったら「めっちゃすごい!」って思いますけど、本人がどう感じているかが全てだなと。だから490点に対して本人がイマイチと思っていたら、ぼくが「すごい!」って褒めてもズレがあるじゃないですか。
そのズレがあると子どももしんどいと思うので、子どもの感情を受け止めてあげることを大事にしていましたね。
ーなるほど。知らないうちにいろんなスキルや考えを吸収していったことが伺えますね。自身のスキルアップや成長という点でいうと、ぐっさんは春から社会人になります。D.Liveのボランティアで得た知識やスキルは就職活動などにも生かされたのでしょうか。
ぐっさん:この質問はなかなか難しいですねぇ…。就活に限らずですけど、目的を考える習慣が身につきましたね。何をするにしても、「なんでこれをやるんだろう」「どうして自分はここにいるんだろう」と考えるようになりましたね。就職活動でもこのことは面接で話しましたね。
ー四年間一緒にいても知らなかったエピソードがたくさん出てきました。面白いお話をありがとうございます。最後に、これからD.Liveでボランティアを考えている学生さんにメッセージをお願いします。
ぐっさん:自分にとってD.Liveのスタッフさんはとても優しい人ばかりでした。もちろんボランティアであっても参加するからには責任はありますが、週1日から自分のペースで参加できますし、参加しやすいかなと思います。学校が忙しくなってきたら、そっちを優先させてくれますし、「もっと子どもと関わりたい」と相談したらいろんな機会を作ってくれます。
自分自身も成長できるし、子ども達の成長も感じられる最高のボランティアだと思います。ぜひ、エントリーしていただいたらと思います!
お知らせ
自分に自信がもてない思春期の子どもたちが、自分の自信を取りもどせる居場所づくりをしているNPO法人D.Live(ドライブ)。D.Liveでは3種類の子どもの教室を運営しており、ボランティアを希望する学生や社会人が自分の時間や関心に合った教室を選べるようになっています。