子どもが学校に行きたがらないことが続いたら先に備えておきたいいくつかのこと

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こんにちは、D.Liveスタッフの得津です。

私たちD.Liveでは滋賀県と京都府でフリースクールを運営しており、不登校についてもたくさんの相談を受けてきました。

この記事では、それらの経験を元に、子どもが学校に行きたがらなくなって二週間くらい経った時期に備えておきたいことをご紹介します。

 

・独りで抱え込まず、相談できる人や場所を見つける

・不登校になることを視野に入れておく

・学校に行けるかどうかよりも、毎日の生活習慣や勉強についてのすり合わせを優先する

・カウンセラーやソーシャルワーカーを活用できるかどうか検討する

・フリースクールや不登校の親の会を利用できるか検討する

・日々の楽しみや嬉しいことをそのまま受け容れる

 

 

一口に学校に行きたがらないと言っても、様々な理由があります。

いじめが原因だったり、子どもの性質的に集団に馴染めなかったり、福祉的な理由もあれば親族の死別などもあります。全てのケースに当てはまる訳ではないでしょうけれど、できるだけどの方にとっても大切にして欲しいことを挙げました。

 

では、1つ1つについてご説明します。

 

・独りで抱え込まず、相談できる人や場所を見つける(最優先)

 

これが最優先です。お子さんをどうするかではなくて、自分が相談できる人や味方になってくれる人を見つけましょう。学校だと担任の先生は、同じ学年の先生や生徒指導の先生と相談してお子さんの対応を考えます。同じように、保護者さんも自分が相談できる人を見つけることが大事です。

いくつか理由はありますが、何よりも一人で抱え込むとすべからく心を病んでしまいます。心が病んでいるときや落ち込んでいるときは物事を判断することに向いていません。病んだときにした判断を、「あのときあんなことをしなければ良かったんでしょうか」と悔いるお話を私たちはたくさん聞いてきました。

このときの相談相手は、必ずしもこれまでのママ友やご家族でなくて構いません。今はSNSでも相談したり、同じ立場の人を見つけたりしやすい時代です。新しく匿名でSNSを始めて情報交換をしたら気持ちが楽になった、なんて話も珍しくありません。

後述しますが、「不登校の親の会」に顔を出してみるのも1つです。

私たちD.Liveでは、不登校について相談しあえるオンラインサークルを運営しています。不登校について学べる講座や、保護者さん同士での相談、オンラインでのおしゃべり会など、様々なコンテンツがあります。もちろんサークルでのやりとりは非公開です。

>>ご興味おありの方はこちらから詳細をご覧ください。

 

 

 

・不登校になることを視野に入れておく

二週間ほど休みが続くと、「あぁ、不登校になってしまうのだろうか」とご心配されると思います。子どもも、まだ学校に気持ちが向いている時期かもしれません。「行かなきゃ」と思うけど、朝になるとどうしてもいけない、なんてことを繰り返す子どももいます。

この時期はまだ学校と保護者の二者間でしか話すことが多いと思います。学校の基本的なスタンスは、学校にきてもらうことですし、どちらからも「不登校」という言葉は出さないでしょう。「もう三週間休みが続いていますし、これは不登校ですね。別の対応を考えましょう」なんて話は、おそらく二者間で話し合っているこの時期では滅多に出ないでしょう。

 

別室登校や時間をずらした登校を検討してみるけれど、どうにも続かないまま「不登校」という言葉をお互いに出さないまま不登校的になってしまうことが多いです。

だったらもう、先生から言われないうちに不登校になることを視野に入れて行動したほうがいいです。

「しんどかったらもう学校に行かなくていいよ。学校に行かなくても嫌いになったりしないよ」と言ってあげたり、学校に行く日だけ学校に連絡を入れるように切り替えたりしたほうがいい。

 

今の社会では、不登校に対してなんとなくネガティブがイメージが先行しています。不登校=引きこもり、と思っている人もきっと少なくないでしょう。けれど、実際は不登校でも明るく過ごしている人も、学校に戻った人も、社会人として働いている人もたくさんいます。私たちのフリースクールに通う生徒も、最近になって勉強を再開した生徒だっています。

 

不登校と認めてしまったら、もうお先真っ暗なんてことは絶対にありません。

不登校と認めてしまったら、習い事や私学受験など、これまで手をかけた全てのことが無駄になるように思えてしまうかもしれません。「せっかくあの学校に行けたのに」「このまま勉強を続けていい大学に行ったら将来大丈夫なのに」と、あり得た可能性を惜しむ気持ちも出てくるかもしれません。

その気持ちもよく分かります。そんな気持ちを否定するつもりはございません。

なんならお子さんだって同じように思っているでしょう。さらに言えば、見捨てられ不安を抱えている子どももいます。

 

でも、「がんばらなきゃ」「失望させたくない」「ガッカリさせたくない」という気持ちが原動力になっている行動は長続きしません。無理は必ず心や体の不調という形で表れます。大人も子どもも同じです。それは皆さんのこれまでのご経験からも想像できると思います。

 

一人でお子さんのことを考えたり決めたりしていると、どうしてもネガティブな方に考えてしまいます。だから、最初に挙げたように、まずは自分が相談できる人や味方になってくれる人を見つけましょう。自分の気持ちを、子どもではなく別の人に受け止めてもらいしょう。

 

 

 

・学校に行けるかどうかよりも、毎日の生活習慣や勉強についてのすり合わせを優先する

学校を休ませると決めて、お家でゆっくり過ごしていると、だんだん子どもも家で何をすればいいかわからなくなってきます。折を見て、毎日の生活習慣や勉強について一緒に決めていきましょう。おすすめは、何かを一緒にするところから始めることです。

特に勉強は一人で取り組むには難度が高すぎます。やれたとしても、漢字ドリルくらいじゃないでしょうか。理由は1つで、教わる機会がないから何をしたらいいか分からないんです。

手間はかかりますが、勉強や家事など一緒に取り組むことから始めると子どもも慣れてくるので、ゲームやyoutubeだけで1日が終わるなんてことが少なくなってきます。何よりも、一緒にやることで自然とコミュニケーションが生まれることに価値があります。

学校に行く行かないばかりの話だけだと、お互い疲れますし。

 

 

 

 

・カウンセラーやソーシャルワーカーを活用できるかどうか検討する

学校を休み出して二週間くらいの時期でも、カウンセラーやソーシャルワーカーの活用を検討して良いと思います。ソーシャルワーカーというのは、ケースに合わせて活用できそうな市の制度や社会資源(不登校だと地域の居場所やフリースクールなど)を紹介し、環境へアプローチする役割を担う仕事のことです。

「カウンセラーに話を聞いてもらったけど、結局これからどうしたら良いか教えてもらえなかった」なんて話を耳にしますが、このミスマッチはある意味当然で、カウンセラーや心療内科はあくまで心のケアを担います。

これからについてはソーシャルワーカーや、青少年相談センターや若者相談センターなどの方が詳しい場合があります。

 

ソーシャルワーカーはカウンセラーよりも配置が少なく、自治体によっては無いかもしれないんですが、早いうちに学校を通してカウンセラーやソーシャルワーカーを活用できるか確認しても良いと思います。配置されていても人数が少なく、いざ必要な場面になって連絡しても、1ヶ月待ちなんてこともよくあります。

 

 

 

 

・フリースクールや不登校の親の会を利用できるか検討する

これも、カウンセラーやソーシャルワーカーの活用と主旨は同じです。活用できるものは積極的に活用した方がいいです。不登校の親の会は、月1くらいの頻度で同じ立場の方々でお子さんの相談をしたり、経験談を聞いたりする会です。PTAのような拘束力の高いものではなく、一回だけお試しで参加することも可能です。

 

フリースクールや不登校の親の会も、地域によって無いところもあります。実際に足を運ぶかは別にして、検索だけするのもOKです。フリースクールで検索して出てこなくても、「居場所」で検索すると出てくる場合もあります。

私たちD.Liveのフリースクールでは、いつでも面談や見学を受け付けています。

>>ご興味おありでしたらこちらから詳細をご覧いただけます。

 

 

 

・日々の楽しみや嬉しいことをそのまま受け容れる

学校に行けなくても、一緒に外食したりネットフリックスを観たりして、笑って楽しんで良いんです。なんでこんな話をするかというと、子どもは学校に行けない罪悪感で、保護者は学校に行ってくれない疲弊感で、楽しむことやリラックスすること、気分転換をすることを忘れがちです。もっと言えば、楽しんではダメだと思っているケースもありました。

 

でも、本来そんなことは無いんです。学校に行けないからって、他のすべての楽しみや嬉しいことを失くす必要はありません。

「楽しいな」「面白いな」「美味しいな」、これまでしていた会話はこれまでどおり口にして良いんです。

 

 

その他、不登校についてどう関わっていけば良いか知りたい方は、noteやyoutubeに情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。

 

>>noteはこちら

 

>>youtubeはこちら

 

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得津 秀頼

得津 秀頼

D.Live副理事/元小学校教員 自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。 自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。