【11/27 21:00~ YouTube生配信】「祖父母と不登校の関わり方」をあらためて見つめ直す1時間をお届けします

中学入学と同時に不登校になった僕は当時、両親と母方の祖父母との5人暮らしでした。

両親は共働きだったので、僕が初めて学校へ行き渋った日、家にいたのは祖父母でした。戦前生まれの2人からしても、「孫が突然学校に行かないと言いだした」というのは青天の霹靂だったに違いありません。

結局、学校に行かないという選択を取るようになったわけですが、意外と「学校へ行きなさい」と言われた記憶はありません。

それは少し離れたところに住んでいた父方の祖母も同様で(父方の祖父は自分が生まれる10年以上前に亡くなっています)、後年フリースクールに通うことになり、そのフリースクールがテレビの密着を受けてドキュメンタリー番組になったときに僕が学校へ行っていないことを知ったときも

「いいじゃないの」

と、ものすごく暖かく受け入れてくれたことを、昨日のことのように思い出します。

しかし、そんな「祖父母」ばかりではないということは僕も重々承知しています。

不登校に関する書籍をたくさん読んでいると、「祖父母への理解」という点を掘り下げた本がけっこうあります。Q&A方式で書かれているとある書籍には「祖母が「親が悪い」とうるさい」「祖父が理解してくれない」など、多種多様な祖父母に関する悩みが収録されていて唖然としたこともあります。

両親子どもという構成の核家族が増えているとはいえ、祖父母との関係は切っても切れない関係にあります。祖父母と同居している場合、学校に行かない選択肢をとった子どもたちが家で落ち着いて過ごすためには、1にも2にも「祖父母の理解」が大きな鍵を握ってきます。

毎月最終金曜日にお届けしているYouTube生配信「ざつだんD.Live」、今回はこの不登校の子どもたちが直面する「祖父母への理解」を考えていきたいと思います。

今回は、ゲストに神奈川を拠点に不登校インタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』の刊行などで活動されている「びーんずネット」の金子あかねさん・金子純一さんをゲストにお招きします。

特に純一さんは、ご両親に向けて不登校になった息子さんのことについて送ったメールを公開されています。我が子の不登校について何をどう伝えるべきか?「子ども」と「祖父母」に板挟みにされた親の立場というものが、文章の節々から痛いほどに伝わってくるものです。

祖父母に限らず、近しい不登校を理解しない人に「学校に行かない」ということをどう説明し受け入れてもらえるか?という視点でも、考えさせられるものがあるんじゃないか、という意味でも、個人的に今回の配信に携わりながら勉強しようと思っています。

ぜひ、周囲の不登校に対する理解のなさに思い悩むすべてのみなさまにご覧頂きたいと思います。

ざつだんD.Live #9 「祖父母と不登校の関わり方」
2020/11/27(金)21:00~ YouTube Liveにて生配信(1時間ほどの配信を予定しています)
当日配信URL https://youtu.be/o-E1CdVIhhg

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この記事を書いた人

子どものころより人一倍敏感な特性を持ち、中学3年間を不登校で過ごす。大学卒業後、不登校ボランティアを経て2014年よりD.Liveに参画し、現在は通信制高校教員を両立しながらTRY部や不登校講演事業を中心に担当。HSP(Highly Sensitive Person)特有の繊細さを活かし、今を生きる子どもたちの先生でも友達でもない「ナナメの関係」になることを目指しています。

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