不登校になったからこそ気づけることがある。

「不登校だったからこそ、今がある」と思ってます。
不登校になったからこそ、親子共々、出会えた人たち、経験できたことがたくさんあります。

「不登校の親子に前向きなメッセージを伝えたい」とLINEで聞くと、80通ほどのメッセージをいただきました。

上記のメッセージは、その中の1つです。

 

僕は、不登校を決して不幸なことじゃないと思っています。

みんなが当たり前に行っている学校へ行けないことで、親子共に悩むでしょう。

「自分はおかしいのではないか」

「私の育て方が悪かったんじゃないのか」

 

周りに不登校の人たちがいないと孤立してしまい、自分たちだけが取り残された気分になります。

情報もまだまだ少なく、どうしたらいいかもわからない。

挙句の果てには、周りの友達から「甘えだよ」と言われる始末。

不登校は甘えだとよく言われますが、僕は学校に行かないという選択の方がしんどいと思っています。

みんなとは違う道を行くのはどれだけ大変か。

どうしたらいいか先も見えない。

たまたま学校へ行けなかった子は、たまたま学校が合わなかっただけ。

 

誰が悪いでもないのに、不登校の親子は世間から責められたりもします。

学校の先生に「お母さんの育て方が悪かったんじゃないんですか?」と言われた保護者もいます。

子どもが先生に、「学校へ行くとしんどくなるのです」と相談をすると、「気のせいだよ」と一蹴されたと言っていました。

残念ながら、まだまだ不登校について学校の先生にも周りの保護者の人たちにもきちんと理解されていません。

 

「単なる甘え」

「仮病」

「やる気が無い」

などと捉えられるケースもまだまだ残っているのです。

だからこそ、不登校のことをもっときちんと知ってもらうためにもこれからもYouTubeで発信していきたい。

たくさんの人に認知してもらおうと思って今回、プロジェクトを立ち上げました。

 

僕自身、中学生の時に学校がしんどくなり、高校生で不登校になりました。

僕の頃はまだまだ不登校支援というものはなく、自力で這い上がるしかありませんでした。

とても苦しかったですが、その時に自分で気がついたこと、学んだ事は今に生かされています。

不登校で良かったなと前向きにとらえることが難しいです。けれど、あの時があったからこそ今の自分がいるとは心の底から思うことができます。

不登校だからこそ気がついたことがあると思っています。

何より、学校がしんどいという経験をしなかったら

僕は教育に携わろうと思わなかったでしょう。

 

自分自身が学校生活の中で悩み苦しみ悶えた事があったからこそ、しんどそうにしている子どもたちを救いたい。

手を差し伸べたい。

そのような気持ちでこの団体を立ち上げました。

 

正直、目標金額を設定していますが、それ以上に支援してくださる人の数の方が大事だと思っています。

僕は、1人で頑張るのではなく、たくさんの不登校を経験した(経験している)親子と共にこれからも活動をしていきたいと強く思っています。

支援者が200人を超えた暁には、不登校に関する本の出版を目指します!

ご支援、およびシェアや拡散など、どうぞよろしくお願いいたします。

 

不登校になったからこそ気づけることがある(Syncable)

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
詳しいプロフィールはコチラから

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