【今月末までクラファン実施中】「人の目があるから集中できる」不登校の子でも勉強に励むオンライン自習室の魅力

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普段ひとりでこんな長時間集中できないけど、ここならできる
自習室に行けないときにすごく便利
気分転換になっていい

この3ヶ月、「学校の授業」がないために以前より勉強時間が大きく減っている子どもたちが増えているのは間違いないと思っています。ふだんからひとりで勉強することに慣れている子どもならば進んで学習に取り組めますが、そんな子どもたちばかりでないのは、事実です。

少しでも勉強時間を増やすために、弊団体D.Liveではこの春から「オンライン自習室」を週に2度開講しはじめました。冒頭で取り上げたのは、そんなオンライン自習室を利用してくれている子どもたちの声です。そしてもうひとつ、こんな意見を寄せてくれた生徒がいました。

人に見られているから集中することができる

この意見、ものすごく僕はよくわかるのです。

大学生のころ、家で勉強していた記憶がほとんどありません。

もちろんまったく勉強していなかったわけではありませんが、たとえば大学の図書館や午前2時のマクドナルドなど「自宅以外の場所」で勉強していたほうが集中でき、かつ鮮明に記憶に残っています。卒業論文もほとんど大学内の専用スペースで書いていた記憶ばかりあります。

いまでも集中して文章を書きたいなあ、と思ったらなるべくパソコンを持って近くのカフェへ行くようにしています。もっともこのコロナ禍の状況なので今は100%自宅作業にしていますが、自宅だとカフェで作業するときよりも集中度は明らかに落ちています。

これは自分だけじゃなくて、これまで何冊か本を出版されている知り合いの方も自宅での執筆は滞りがちだとおっしゃっていました。また、先日観ていたとあるクイズ作家のYouTube生配信でも「いつも(作業場として)ファミレスを使うけど、この状況だと難しくて」と悩む声を聞きました。

さらに先月には、コロナ禍で外出自粛・テレワークが広がる中で、埼玉のコワーキングスペースが賑わいを見せているというニュースがありました。

このニュースに「3密は?」「本末転倒では」「会社行くのと変わりないじゃん」という批判や呆れの声が殺到していたのですが、僕はコワーキング利用者側の気持ちもよくわかるのです。きっと「感染リスク」よりも「作業に集中できない」ほうがしんどいんだろうな、と思いました。

つまり、家で集中できない、作業できない、というのは、なにも子どもたちに限った問題ではないのです。

なんでこうなるんだろう、と考えたとき、自宅での勉強(作業)には「適度な雑音」と「人の目」がないという違いに気が付きました。「適度な雑音」は、たとえばYouTubeやAlexaなどで環境音を流すことで対処できますが、この「人の目」というのはなかなか自宅作業で取り入れるのが難しい。

しかも世間は感染拡大のために外出自粛ムード。子どもたちの声にもありましたが、自習室への外出すら躊躇してしまう、そんな雰囲気が流れています。自宅という環境下でほかにも黙々と自学習をする子どもたちがいるという自習室の雰囲気を作るのは、かなり困難なこと。

そこで、ひとつ大きな手段になるのがこの「オンライン自習室」だと思うのです。

オンライン自習室は、毎回18時にZoomにログインして、最初にチャットに今日のやること・学習目標をかんたんに書き出してもらいます。そして、あとは繋いだまま自学習をするだけ。たとえば数学がわからない場合はログインしている大人に声をかけて教えてもらうこともできます。

とくに勉強がわからない、という声がない場合は、大人もめいめい作業をしています。30分に1度休憩を促すアナウンスを入れるために時間だけ気にしながら、僕もオンライン自習室で作業に集中しています。これが、冒頭に取り上げた子どもたちの声同様にけっこう集中できるのです。

当たり前の話かもしれません。画面を通して机を向かっている子どもたちを目の当たりにすれば、ゲームをぽんと開く気にはなれません。当然大人がサボっている姿を見せるわけにもいきません。逆もしかり、大人が作業をしていたりほかの生徒が勉強をする姿に、子どもたちもものすごく感化されています。

大人も子どもも関係なく、それぞれが作業する姿を見せ合うことによってものすごい相乗効果を生み出している。オンライン自習室とはそういう場なのだと思います。

「オンライン」ですので、D.Liveが活動している滋賀県内に限らず全国、いや時間が合えば世界各地からも極論参加することができます。これもオンライン自習室の大きなメリットのひとつです。そして家を出ることなく参加できるので、不登校の子どもたちでも利用しやすいというメリットもあります。

これを踏まえて、オンライン自習室はいまのところ、休校が明けても需要があるのではないかと見込んで継続的に運営をしていく予定です。そこで現在、D.Liveではクラウドファンディングを実施し、オンライン自習室の継続運営にご協力・ご支援していただける方を募っています。

休校延長で勉強時間が減った子ども達に、オンライン自習室で一緒に勉強できる時間を!

こちらの期限は今月末まで。5月26日20時現在で達成率86%という状況です。ここまで多くの方々にご支援・ご協力をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

しかし、目標金額にはまだわずか届いていません。引き続きご支援いただける方、また少しでも共感していただいたなら拡散のみでもたいへんうれしいです。みなさまのご協力を引き続きよろしくお願いいたします。

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山本 駿

山本 駿

子どものころより人一倍敏感な特性を持ち、中学3年間を不登校で過ごす。大学卒業後、不登校ボランティアを経て2014年よりD.Liveに参画し、現在は通信制高校教員を両立しながらTRY部や不登校講演事業を中心に担当。HSP(Highly Sensitive Person)特有の繊細さを活かし、今を生きる子どもたちの先生でも友達でもない「ナナメの関係」になることを目指しています。