子どもにやる気スイッチがあるとしたらオーディオのボリュームボタンみたいなもの|大阪市立小学校PTA講演レポート

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こんにちは。

D.Liveスタッフの得津です。

 

11月16日(土)に大阪市の高殿小学校PTAの保護者さまからご依頼をいただき、

「子どものやる気を高めるコツ 〜子どもの心に響く聴きかたと話しかた〜」

というテーマで講演をおこないました。

 

講演で話した中でやる気スイッチについて話題に触れたので、それについて話したことに少し加筆したものをレポートとして掲載します。

 

 

みなさん、こんにちは。NPO法人D.Liveの得津です。

今回、「子どものやる気を高めるコツ 〜子どもの心に響く聴きかたと話しかた〜」というテーマをいただきました。

 

やっぱり保護者の立場としては勉強して欲しいですよね。特に宿題。

小学校は宿題が毎日あるので、晩御飯を食べたあともゲームしてる姿を見たら「宿題やったん?」って、ついつい言ってしまいます。

 

 

今日はぼくたちD.Liveがおこなっている教室に通う子どもたちとのやりとりから分かったことや、ぼくが取り組んで失敗したことや上手くいったことの中からかいつまんでお話しさせていただきます。

 

まずはじめに、みなさんやる気がなくなる原因ってご存知ですか?

勉強がわからないだけじゃないんですね。クラスの人間関係や周囲からのプレッシャー。あとはゲームに夢中というのも、もちろんあります(笑)

つまり、頭の中が勉強以外のことで占められているんです。

 

 

だからまずは子どもに吐き出させることが大事です。何を吐き出させるかといえば、学校の出来事や、いまハマっていること。通学路で見つけた虫。とにかく子どもの関心があることや聞いて欲しいことを、こちらが聞いてあげる。

 

子どもはランドセルの中にいろんな気持ちや出来事を、教科書と一緒につめこんで持って帰ってきます。

それらを吐き出させてあげる。ただうなずいて聞くだけでもいいですが、できれば子ども自身が自分の気持ちに気づけるように鏡になったつもりで話を聞く。

 

 

「あいつウザくてさー。」

「ウザいんかー。なにがウザかったの?」

「だってイジワルしてきてさ、腹たったわー。」

「あー、腹たったんやなぁ。」

 

こんな感じです。話を聞くときは、子どもが自分で自分の気持ちを言えることが大事なんです。

それだけですごく安心します。

安心して話せると思えたら、心の中にある気持ちも吐き出せます。吐き出すことで、こちらの話を聞くゆとりも生まれます。

 

 

これ、クロールの息継ぎと同じなんです。

息継ぎは吸って吐くのではなく、吐いて吸うんです。

 

水泳選手を思い出してください。最初に潜水しているときに、一気に息を吐き出しているでしょう。いきなり息を吸う選手なんていません。吐くから吸えるんです。

 

子どもとの会話も同じです。ぼくらもいきなり何かをオススメされても、すぐにそれを買ったりしないでしょう。ヘタな営業マンはこちらの話も聞かずに商品を説明してくるじゃないですか。

 

やる気って、まずは子どもの話を聞くことから始まります。

やる気スイッチがあるとしたら、それは電気のスイッチみたいに on / off で切り替えられるものじゃない。

 

きっとそれはオーディオのボリュームボタンみたいなものです。少しずつ少しずつ上がったり下がったりする。

上げるためには、まず子どもの話を聞いてあげてください。

 

ここにお集りのお父さんお母さんは本当に立派だと思います。毎日仕事もして家事もして、いくら便利な家電が出ても、働き方が改革されても忙しい。子どもの話をじっくり聞くなんてとんでもない、とお思いの方もおられるでしょう。

 

無理しない範囲でいいんです。

一日に2分だけでもいいんです。ちょっと目を見て話を聞いてくれる時間があるだけで全然違うんです。

 

これはどこで講演したときも言っていることですが、今日お話しした話の聞き方や話し方を取り組むにあたっては、皆さんの無理のない範囲でかまいません。何よりも大事なのは、自分がご機嫌でいることです。それも、だれかの行動によって自分のご機嫌が左右されるんじゃなくて、自分でコントロールできる範囲でご機嫌を保つようにして欲しいんです。

 

 

ご機嫌でいることが、それこそご自身のやる気にも影響しますし、相手にも自分の機嫌が影響します。

これはぼくがとても好きな哲学者の内田樹先生が言っていたことなんですけど、お節介とか自発的な行動って自分がご機嫌なときしかしないですよね。自分がとっても不機嫌なときに、しなくてもいい排水溝の掃除をしたり、庭先の掃除をしたり、ちょっと一品おかずを増やしてみたりなんて、絶対しないと思うんです。こういうことって、ご機嫌だからする。

 

それを見て、周りも影響を受けます。ご機嫌な人の周りにはなんとなく気持ちのいい人が集まる。不機嫌な人の周りには人は集まらない。怖いですもん。

 

いいですか。皆さん自身のご機嫌が何よりも大事なんです。

今日話したことが、皆さんの生活に活かせる話だったら何よりです。

 

今日はありがとうございました。

 

D.Liveでは講演や研修を行っております。詳しくは下のバナーから。

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得津 秀頼

得津 秀頼

D.Live副理事/元小学校教員 自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。 自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。