今度は、あなたが子どもたちの「お兄さん」「お姉さん」になる番です。―6/9(日)「滋賀教育系団体合同ボランティアマッチングフェア’19」開催

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これを読んでいるみなさん、ちょっと子どものころの記憶をたどってみてください。

どこかで必ず、兄姉ではない、先生でもない、ちょっと年上のお兄さんやお姉さんと遊んでもらったという経験があるはずです。そして、子どもながらにそのお兄さんお姉さんと遊ぶひとときがものすごく楽しかった経験、ありませんか?

僕にも忘れられない「お姉さん」がいます。

もう、小学校のいつだったかも忘れましたが、夏に父親の会社でバーベキュー大会がありました。社員はもちろん家族も参加可能ということで、大勢の子どもたちが普段来ることのないお父さんやお母さんの会社で大はしゃぎだったのですが、その輪の中心にひとりのお姉さんがいました。

どこの部署の人なのかも、そして名前も分かりません。年は多分いまの自分の年齢よりちょっと若いぐらいだったと思います。当然、20年経った今そのお姉さんがどこで何をしているのか知るよしもありません。

お姉さんは子どもたちの輪の真ん中で「クレヨンしんちゃん」の声真似をしていました。その真似が、ほとんどクレヨンしんちゃんのアニメを見たことのなかった僕ですら「似てる!」と思ったほどのクオリティだったのです。

そのうちに、子ども向けのじゃんけん大会も、そのお姉さんがしんちゃんの声真似で進行していました。お姉さんは最後は声を枯らしながらも、嫌な顔ひとつ見せずにずっとずっとしんちゃんの声真似をやり続けて、そのバーベキューの間子どもたちの輪が消えることはありませんでした。

こんな経験が、いま子どものときの記憶をたどったみなさんにも必ずあるはずです。

思い返せば、不登校でフリースクールに通っていた中学高校時代も、ボランティアで来る大学生のお兄さんお姉さんがいる日はどことなく雰囲気が違って、みんな楽しみにしていました。僕も楽しみでした。「お兄さん」「お姉さん」の力ってすごいな、と思ったりもしました。

それから時は過ぎ、僕もいっぱしの大人となり、子どものころあれだけ憧れ続けた「お兄さん」の立場で子どもたちと遊ぶようになりました。そう、20年前、クレヨンしんちゃんの声真似で人気者になっていたあのお姉さんと同じ立場になったのです。

でも僕は「クレヨンしんちゃんの声真似」のような一芸に秀でた人間ではありません。ですが、そんな気があまりなくても子どもたちが集まる場に顔を出すと、気づけば両腕に子どもがぶら下がっていることもよくあります。職場の学校ではくだらない雑談をよくする生徒も大勢います。

僕が子どものころ楽しかったように、いまの子どもたちも家族や先生ではない「お兄さん」「お姉さん」という存在を欲し、遊んでくれることをとても楽しみにしているのです。

ここまで読んでくださった学生さんや若手社会人の方の中には、先述したように子どものころ「お兄さん」「お姉さん」に遊んでもらった思い出が残っている人も多いと思います。

今度は、あなたが今の子どもたちの「お兄さん」「お姉さん」として、思い出を残してあげる番です。

「お兄さん」「お姉さん」の役回りは、正直そんなに楽な道ではありません。

僕はどういう環境であれかなりの「いじられキャラ」になることが非常に多いです。するとどうなるかと言えば、よく保護者の方に「うちの子が失礼なこと言いまして・・・」と謝られるほど、たとえば子どもたちから変なあだ名をつけられたりするわけです。

この間は、ある小学生女子に「リアクションが大きすぎるから」という理由でへんてこなあだ名を命名され、それがほかの子どもたちにも一気に広まりました。「そんなあだ名で呼ぶんじゃない」と何度も言ったのですが、結局あまり聞き入れてもらえずみんなニヤニヤするばかり。最後は半ば諦めの境地でした。

なんでそのとき諦めの境地になったかというと、ほかならぬ僕自身も子どもたちの立場だったとき、そうやっておもしろいリアクションを取る大人のお兄さんをからかって遊んでいたからです。いや、僕の場合、お兄さんのみならずおじさんまでからかって遊んでいました(!)。

確かに、子どもたちが変なあだ名で呼んできたりやけにツラく当たってきたときはかなりギョッとします。だけどそれは子どもだった僕も全く同じことをしていたわけで、最近は「自分のときと変わらないなあ」という余裕すら出てくるようになってきました。

そして、やっぱりそれ以上に、子どもたちが楽しげにしている様子を「お兄さん」の立場から眺めているのが、僕は本当に大好きなのです。だからこそ、子どもたちが集まる場であったり、ひいては学校の教員として、日々子どもたちと関わっている自分がそこにいます。

6月9日(日)、JR南草津駅前の草津市立市民交流プラザ(フェリエ南草津)にて「滋賀教育系団体合同ボランティアマッチングフェア’19」を開催します。

滋賀県は近年、日本でも数少ない「人口が増加している都道府県」として注目を浴びています。実際、京都駅から琵琶湖線に揺られていると、大津、膳所、石山、瀬田、南草津、草津、栗東、守山・・・と、各駅に停まるごとに大きなタワーマンションが林立しているのがよくわかります。

京都はもちろん、大阪までも約1時間と通勤圏内であり、ファミリー層の移住が熱を帯びています。実際、「14歳以下の人口」に限れば滋賀県は沖縄県に次ぐ全国2位というデータもあります。(参考:近畿で唯一人口が増加している滋賀県、その理由とは? | スーモジャーナル – 住まい・暮らしのニュース・コラムサイト

つまり、滋賀県には、それほど子どもたちがたくさんいるのです。

だからこそ、この滋賀県で、子どもたちの居場所や支援を展開している団体が集まってこうしたイベントを企画すること自体に、ものすごく意義があると思っています。「お兄さん」「お姉さん」を欲する子どもたちと出会えるチャンスが、ここにはあります。

今回はD.Liveのほか、東近江市の「東近江BBS会」と守山市の一般社団法人「Atlas」の3団体合同開催という形で行います。滋賀で活動する教育系団体がこうして集まる機会は、おそらくはじめてだと思います。

子どものころ、「お兄さん」「お姉さん」の存在に憧れていた人たちへ。

いつでも楽しそうに遊んでくれたあの憧れの存在になるのは、今しかありません。

めちゃくちゃ貴重なこの時間を、ぜひ逃さないでください。

そして、ぜひ、未来の「お兄さん」「お姉さん」に、この立場の楽しさ、おもしろさを伝えることのできる「お兄さん」「お姉さん」になってほしいと思います。

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滋賀教育系団体合同ボランティアマッチングフェア’19
子どもの学びと育ちのためにできること
【お申込みはこちらのリンクから】

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教育を取り巻く課題はたくさんあります。
不登校やいじめ、教員の多忙化、こどもの貧困…。
こんなことを考えると暗い気持ちにもなるけれど、
地域の大人が子ども達にできることだってたくさんあります!

学校以外の場で「教育」に携わり、
学生ボランティアが活躍している滋賀県の教育系団体が集まります。

「自分も何かしたい。でも何ができるんだろう?」
日頃そう感じているあなたのためのイベントです。

ぜひ話だけても聞きにきてください。

■日時:2019年6月9日(日)
開場 13:30/開始14:00/閉場 16:30

■場所:フェリエ南草津5階 市民交流プラザ
JR南草津駅すぐ
お車で来られる場合はこちらのアクセスをご覧ください
https://www.kusatsu-plaza.com/access

■タイムライン
13:30 受付スタート
14:00 イベントスタート
○イベントプログラム
・三団体の活動説明
・三団体のボランティアによるホンネ座談会
※当日は活動を始めたキッカケ やそれぞれが感じるやりがい。ぶっちゃけ 代表への不満などをお話しいただく予定です。
・三団体の代表クロストーク「地域で子どもの育ちや学びをつくる意義とやりがい」
・各団体ブースをまわる時間

16:30 イベント終了

■参加対象者
大学・大学院生、専門学校生の方、39歳までの社会人の方、大学のボランティアセンター職員の方、中間支援など学生とボランティアをつなぐお仕事をされている方、若者支援の仕事をされている方。

■参加費
無料です。

■定員
40名(先着)

■お申込み

○フォームからのお申し込み

下記リンクをクリックし、リンク先のフォームに必要事項を入力してください。
(お申し込みはこちらから)

○メールからのお申し込み

件名を「6/9 合同説明会参加」とし、 本文に、お名前・ご住所・ご連絡先・ご所属(大学生、大学院生、社会人、その他)を明記のうえ、info@dlive.jp (NPO法人D.Live宛)にメールをお送りください。

※ こちらからのお返事が届かないケースが増えております。迷惑メール対策をされている方は特に、info@dlive.jp のメールが届くよう設定をお願いいたします。

■参加団体

NPO法人D.Live(活動地 大津市・草津市)
http://www.dlive.jp/

一般社団法人Atlas(活動地 守山市)
https://atlas-sums.jimdo.com/

東近江BBS会(活動地 東近江市)
https://eomibbs.wixsite.com/nonbiling

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山本 駿

山本 駿

NPO法人D.Live スタッフ / 高校非常勤教員(社会科) 京都出身。中学3年間不登校。岐阜県内の大学を卒業後、不登校ボランティアを経て2014年よりD.Liveに参画。主にTRY部や不登校講演事業を担当しながら、今を生きる子どもたちの先生でも友達でもない「ナナメの関係」になることを目指しています。