6/9(日)滋賀教育系団体合同ボランティアマッチングフェア’19 -子どもの学びと育ちのためにできること-

こんにちは、D.Liveスタッフの得津です。
6月9日(日)に滋賀県の草津市で「滋賀教育系団体合同ボランティアマッチングフェア’19」と題して、守山市の「Atlas(アトラス)」さん、東近江市の「東近江BBS会」さんと合同で、それぞれの活動説明や、地域の大人が子どもと関わることの意義なんかについて話します。
「いやいや、ボランティアとか興味ないし。」という方もいらっしゃるでしょうが、ちょっとぼくの話に耳を傾けてほしいのです。
実はぼく自身も、大学生になるまでボランティアなんて興味はありませんでした。大学に入学したてのぼくは、高校には無かった弓道部に入って弓道に打ち込み、バイトもできたら良いかな。それよりまずは大学で友だちと彼女をつくりたいな、くらいのことしか考えていませんでした。本当にどこにでもいる大学生でした。
ところが、何を間違えたのか1ヶ月後には弓道部だけじゃなく、あるサークルに入部することになりました。
このサークルは本当に変わったサークルで、活躍する社会人を招いて学生向けに講演会を企画したり、他大学が主催するプレゼン大会に参加したり、大学にいる学生や職員さん、生協のおばちゃんなどにインタビューしたフリーペーパーを発行したりと、活動が毎年変わるサークルでした。今の言葉で言うと、いわゆる意識高い系サークルでした。
ぼくの意識が高いからサークルに入ったわけではありません。そのサークルが出していた新歓ブースにいた可愛い女の子に声をかけられたことを機に、あれよあれよという間に入部していたんです。
そのサークル活動の一環で、商店街の空きスペースを改修した場所で子ども達の面倒を見たことがありました。いわゆるボランティア活動です。お金も出ないし、単位にもなりません。
授業や弓道部との都合で、結局その商店街のスペースには数回だけの参加でしたが、子ども達との接し方や商店街の実情、その土地の教育的な課題などの一端を知ることができました。学校の授業では教えてくれないことばかりだったので新鮮な学びでした。
勘のいい人は、うっすら気づいているかもしれません。そろそろそのボランティアマッチングフェアとやらの参加を促すんだろうと。いえいえ、ぼくはそんな陳腐なことが言いたいわけじゃありません。確かにボランティアを通していろんなことが学べることは事実です。
そうではなくて、ぼくが言いたいのは、このボランティアマッチングフェアは就活の逆だということです。
就活では、自分を出発点に就職先選びや面接で話すことなどを考えます。自分のやりたいことは何か。自分の強みと弱みは何か。自分がその会社に就きたいのはどうしてか。全て「自分」が起点になっています。
「自分は何がしたいのか?」
こういう自分で自分を掘り続けるような問いに疲れてしまう学生もいるそうですが、その気持ちもわかります。自分なら絶対ほどほどのところで飽きちゃいます。疲れるから、ぼくは問いを変えると思います。
「自分を呼んでいるところはどこだろう?」
こんなことを言う人は少なそうですが、自分を必要している企業や自分を呼んでいる会社はどこだろうという視点で就活をするのもアリだと思います。特に、自分を掘り下げることにほとほと疲れたのなら、この視点で就活をしてみることをぼくはオススメします。
不思議な話ですが、呼ばれるということは確かにあるんです。ぼくが、先ほどご紹介した意識高い系サークルに入部したのも呼ばれたからです。可愛い女の子じゃないですよ。代表に呼ばれたからです。
確かにサークルとの接点を持ったのは女の子がきっかけでした。ですが、ぼくは入部前にサークルの代表と一対一でお話ししたことがありました。いまもよく覚えています。18時くらいに駅前のミスドで待ち合わせをして、2時間ずっと代表の彼が話す教育観を聞いていました。
「先生になる教育大生が一度も社会経験のないまま、また先生として学校に帰るのはおかしい。」
「PDCAサイクルも知らないような人に先生になって欲しくない。」
「今の教育大生は本当に隔離されている。このままでいい?よくないよね。」
などなど。当時6回生だった代表に入学したての1回生が口を挟めるはずもなく、延々と彼の話を聞いているばかりでした。当時では難しくて何を言っているかわからないこともありましたが、「君が必要だ。うちのサークルに入ってほしい」というメッセージだけはキャッチすることができました。
代表は一度も直接的にサークルへの勧誘を促すことは言いませんでした。でも、ぼくには彼が語る教育観からメタ的に「君が必要だ」と何度もぼくを呼ぶのを感じて、そんな必要とされるならと、その日のうちにサークルに入部したのです。
まさかと思われるかもしれませんが、自分のやりたいこととは関係ないような場所からお声がかかって、気づけばその場所の中核メンバーになっていたなんてことはよくあります。『あさひなぐ』や『げんしけん』など部活モノの漫画が、呼ばれる体験をよく表しています。
6月9日(日)の滋賀教育系団体合同ボランティアマッチングフェア’19も同じです。皆さんのことを、この記事をお読みのあなたのことを呼んでいます。それは直接じゃないかもしれません。メタメッセージかもしれません。でも、確かに呼んでいるのです。
ボランティアなんか興味ないよという方も、どうでしょう。
「そんなに呼ぶならちょっと話でも聞いてやろうか」くらいには気持ちが変わってきましたか。
それなら、ぜひ6月9日(日)にお会いしましょう。お待ちしています。
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滋賀教育系団体合同ボランティアマッチングフェア’19
子どもの学びと育ちのためにできること
【お申込みはこちらのリンクから】
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教育を取り巻く課題はたくさんあります。
不登校やいじめ、教員の多忙化、こどもの貧困…。
こんなことを考えると暗い気持ちにもなるけれど、
地域の大人が子ども達にできることだってたくさんあります!
学校以外の場で「教育」に携わり、
学生ボランティアが活躍している滋賀県の教育系団体が集まります。
「自分も何かしたい。でも何ができるんだろう?」
日頃そう感じているあなたのためのイベントです。
ぜひ話だけても聞きにきてください。
■日時:2019年6月9日(日)
開場 13:30/開始14:00/閉場 16:30
■場所:フェリエ南草津5階 市民交流プラザ
JR南草津駅すぐ
お車で来られる場合はこちらのアクセスをご覧ください
https://www.kusatsu-plaza.com/access
■タイムライン
13:30 受付スタート
14:00 イベントスタート
○イベントプログラム
・三団体の活動説明
・三団体のボランティアによるホンネ座談会
※当日は活動を始めたキッカケ やそれぞれが感じるやりがい。ぶっちゃけ 代表への不満などをお話しいただく予定です。
・三団体の代表クロストーク「地域で子どもの育ちや学びをつくる意義とやりがい」
・各団体ブースをまわる時間
16:30 イベント終了
■参加対象者
大学・大学院生、専門学校生の方、39歳までの社会人の方、大学のボランティアセンター職員の方、中間支援など学生とボランティアをつなぐお仕事をされている方、若者支援の仕事をされている方。
■参加費
無料です。
■定員
40名(先着)
■お申込み
○フォームからのお申し込み
下記リンクをクリックし、リンク先のフォームに必要事項を入力してください。
(お申し込みはこちらから)
○メールからのお申し込み
件名を「6/9 合同説明会参加」とし、 本文に、お名前・ご住所・ご連絡先・ご所属(大学生、大学院生、社会人、その他)を明記のうえ、info@dlive.jp (NPO法人D.Live宛)にメールをお送りください。
※ こちらからのお返事が届かないケースが増えております。迷惑メール対策をされている方は特に、info@dlive.jp のメールが届くよう設定をお願いいたします。
■参加団体
NPO法人D.Live(活動地 大津市・草津市)
http://www.dlive.jp/
一般社団法人Atlas(活動地 守山市)
https://atlas-sums.jimdo.com/
東近江BBS会(活動地 東近江市)
https://eomibbs.wixsite.com/nonbiling