[雑誌掲載]『部落解放 12月』に田中の記事が掲載されました

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2018年12月号『部落解放』(766号)の「社会(またはマジョリティ社会)に発信する若者たちⅡ」にて、田中の記事が掲載されました。

「なりたい自分に向かって取り組める社会を – ぼくがNPOを立ち上げたわけ-」というタイトルで、書いています。

こちら、一部だけ掲載させていただきますね。

当時、僕はただひたすら勉強だけをしていた。勉強だけがイライラや世間のしがらみから解放される時間だった。人と話すのがうざったく、誰にも干渉されたくなかった。最近になって分かったのは、中学生の頃、僕は人に期待するのをやめたのだ。無意識に。

いくら変わっていると言われても、心の中では「分かって欲しい」という思いがあった。自分のことを分かって欲しいと思っていた。変わっているという言葉は、「あなたのことは分からない」というメッセージに聞こえた。理解してくれない人がどんどん増えていって、僕はだんだん心に孤独を抱えるようになっていたのだろう。

さびしい、さびしい、さびしい。

分かって欲しいのに、分かってもらえない。やがて気持ちが爆発し、「分かってくれないならもういい」と、僕は心のシャッターを閉じた。これ以上、傷つくことが恐ろしかった。期待して裏切られるくらいなら、もう期待しなければいい。

「自分は一人で生きていく」

先生も友達も親ですら敵に思えた。誰にも理解されなくてもいい。僕がすがれるのは、結果だけだった。「勉強ができる」「運動ができる」成果を出すことで、「自分は間違っていない」と思うことができた。

『部落解放』(Amazonリンク)

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田中 洋輔

田中 洋輔

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒 中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。 しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。 野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。 浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。 友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。 フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。 京都新聞にして子育てコラムを連載中。 詳しいプロフィールはコチラから