【12.1講演レポート】里親スキルアップ研修 子どもの意欲を引き出すコツ 〜子育てに揺らいだ時の処方箋〜@三重県

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こんにちは、スタッフの得津です。

12月1日(土)に三重県の名張市にて里親スキルアップ研修を担当させていただきました。

対象は三重県の里親さんと児童養護施設の職員さん。あわせて30名ほどの方に向けて、子どもの意欲についてお話ししました。今回は研修なので、講演だけでなくお昼も挟んでワークショップも行う盛りだくさんの中身になり、ついつい自分もあれこれと話してしまいました。

最後にもふれますが、今回は正しさでマウントをとるような話でなくて、面白いからやってみようと思える話を心がけました。数値や調査に基づいた話は、私にとっては体にいいのは分かってても普段は食べない低カロリー・低糖質な食品と同じように思えるんです。

 

業界的な話になってしまいますが、私たちのようなNPO法人が講演や研修に呼ばれるとついつい数値や調査に基づいた話に傾倒しがちです。数値を出すことは悪いことではないし、もちろん正しいことを言っているから理解もできるのですが、数値の正しさだけではどうにも乗り切れないし、危機感だけを煽られた気がします。

 

そんな低カロリー・低糖質な食品みたいな話はしたくないので、私の失敗談を盛りこんで笑ってもらえる講演にしました。

 

 

 


講演でお話ししたこと


今回の講演では、こんなことを話しました。

・自尊感情って、どんな気持ちのことか

・意欲や自主性と自尊感情の関係性 D.Liveが取ったアンケート結果から

・スタッフが気をつけている関わり方

・これまで私が子どもと関わって失敗したこと

・失敗を改善するために何をしたか

・子どもの気持ちを知るための「問いのデザイン」について

・驚くことが驚かされないことになる なんでも試してみることのススメ

 

最後の二つは予定になくてアドリブで話しました。

今回は対話しながら、自分の教育や子育て観をさぐるワークショップが予定されていました。ですので、まずは研修の前に自己紹介をしました。そのときに具体的な言葉掛けを知りたい方が多いようでしたので、追加しました。

 

 


ワークショップの内容と、その組み立てについて


 

今回は、サイコロを使ったテーマトークとワールドカフェを実施しました。

サイコロを使ったテーマトークというのは、『ごきげんよう』という番組と同じです。サイコロを振って、出た目のテーマをみんなで話す。ひとしきり終わったら、次の人がまたサイコロを振る。この繰り返しです。

 

ワールドカフェというのは、4〜5人のグループが模造紙やペンを使いながらテーマについて時間が来るまで対話するという、話し合いを促す手法の1つです。このワールドカフェの特徴は、時間がきたら席替えをして新しいグループでまた時間まで話をするという点です。

今回の研修では初めからグループを事前に作ってもらっていました。もし、決められたグループで話すのがイヤだと思っている人がいると、話し合いの時間がつらいだけになってしまうので、席替えができるワールドカフェを採用しました。

 

話してもらったテーマは

・子どもと関わるときの「わたし」と、それ以外の「わたし」はどこが違う?

・自分とは違う子どもに、それでもしてほしいことは何ですか?それをどう理解してもらいますか

 

この2つです。いま思うとかなり難しいテーマでしたね。参加してくださった皆さんは、研修や話し合いに慣れていたのですぐに話し合っていました。

 

 

 

 


正しい話じゃなくて、面白い話で実践してもらう


正しい話をするのは簡単です。例えば、育児本でも教育書でも本当によく言われる「子どもの話をよく聞きましょう」という主張について。私たちが取ったアンケート結果からも「お父さんとお母さんは自分のことをわかってくれると感じますか」という質問について70%の中学生が そう思わない/あまりそう思わない と答えていますので、子どもの話を聞くことが大切なのはよく分かります。

 

こういう風に数値や子どもの現状を出して説明すると、確かに主張は理解はできるし納得もできますが、話を聞けていない私はダメなんだと落ち込んでしまう方もおられます。私は誰かに落ち込ませるために話をしているわけではありません。なにか一つでもヒントを持って帰って欲しくて話をしています。

ですので、今回は自分の失敗談をかなり話しました。参加してくださった皆さんに笑っていただいたので、自分の失敗も供養されました。ありがたい話です。

 

 

 


研修の感想など


里親さんや児童養護施設の職員さんに向けてお話をするのは初めてでしたので、自分にとっても良い経験となりました。福祉に携わるみなさんには本当に頭が下がります。福祉業界は生活の最終防衛ラインですものね。お越しいただいたみなさまお一人お一人が毎日をできるだけご機嫌にすごせることを祈るばかりです。

 

最後に今回いただいた感想をご紹介いたします。

講演・研修の依頼については一番下のバナーからお願いいたします。過去実施例もご覧いただけます。

 

「自分を語ったり、自分の価値観を掘り起こすことがとても難しかった。そういうことはとても必要なことだと思う。まずは自分を知ることは大切。引き続き、自分でやってみたいと思う。言葉にしてみるということを」

「とにかく相手の話をよく聞くこと、子育ては心の余裕が必要である」

「現場でやっている事柄を紹介して頂いて参考になった」

「実際の経験談も織りまぜ、非常に興味深く、また参考になることも多く、心に残ったポイントを実践してみたいと思いました。講義の進行もグループトークも織りまぜながら、時間が過ぎるのがあっという間に感じるほど集中できました」

「ワークショップの時間もあって、里親さんたちとたくさんお話ができて楽しかったです」

「テンポよくとても面白くお話いただけたので、楽しみながら研修を受けることができました。グループワークが多く、たくさんの方の価値観に触れるよい機会となりました。ありがとうございました!」

「参加型は少し苦ですが少しは成長できたのでしょうか」

「講師さんの体験談の話が分かりやすかった。楽しかった」

「グループでの話し合いで色々な方の話が聞けてとても良かった」

「色んな体験談を聞けてよかったです」

「研修をお世話下さり感謝です」

「子どもに活かせることがたくさんありました。いろんな引き出しが増えてよかったです」

「先生の講義、サイコロトーク、交流会、ワールドカフェと、盛りだくさんで時間があっという間に過ぎました。先生のお話が楽しくて、もう少し聞きたかったなあと思いました」

「参考になりました。ありがとうございます」

「子どもの話を聞くということが大事だということがよく分かりました。相手(子ども)のことを知るために、子どもの好きなことを知るのは大切なこともよく分かりました」

「他のグループの方とも接することができ、関わり方の情報をもらいました。何もないところで遊べる子ども、朝あえて起こしていないなど…」

「とてもよくわかりました」

「ワークショップも取り入れていただき短い時間に感じました」

「ワークショップ形式で自分たちで考える機会も多く、とても身になることが多かった」

「テンポが良くて話が面白くて、すんなり聞くことが出来ました。ありがとうございました」

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得津 秀頼

得津 秀頼

D.Live副理事/元小学校教員 自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。 自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。