[東京開催!]講座を受けたら、不登校の我が子との会話が増えた件について

正直、びっくりしました。
驚きました。

まさか、ここまで、と思ったのです。

 

4月から関西で始めた保護者向けの連続講座。

毎回課題があり、Facebookでその内容が直前になると送られてきます。

僕はそれを見て、もう、ただびっくりしました。

「え? ほんとに?」

ちょっと、笑っていたと思います。

ウソみたいだ……
小さな声で、一人、口に出していました。

いや、あり得ないのです。
そんなハズは、ないのです。

なんだか、みんながウソをついているんじゃないかと、疑うくらい。

 

子どもとの関わり方や声かけについて、講義ではレクチャーをします。

課題は、その実践。

ご家庭で、実際にそのやりかたを試してくださいというもの。

報告を見たら、たくさんのご家庭で、劇的な変化が起きているのです。

「はじめてです」
「こんなこと、今までありませんでした」
「子どもの反応が全然違うのです」
課題には、ポジティブな言葉で溢れていました。

 

ここ1年ほど、不登校の講演に呼ばれることが増え、僕たちが大切にしている子どもとの関わりかたについて、お話をしていました。

参加したからは、「不登校についてよく分かりました」「帰ってから早速子どもにやってみようと思います」という言葉をいただきました。

でも、心の中では、いつもモヤモヤしていました。

たかだか2時間ほどの講演で語れることは、しれているのです。

全てを伝えることができない。

「良かった!」と講演を聞いたかたも、帰って数日たつと内容を忘れているかもしれません。

僕がおこなっていることを全て伝えることができれば、きっと不登校で悩んでいるかたたちは、もっとラクになるだろう。

確信があったものの、そんな機会はありませんでした。

いつものように講演に呼ばれたあと、少し懇親会で参加者の方々と話す機会がありました。

そのとき、です。
「田中さん。今回だけではなく、もっと勉強したいです。出来るようになるためには、1回だけでは足りません。定期的におこなう講座のようなものをしていただけないでしょうか?」
僕は、「そうですよね。僕もやりたいんですよ。でもね、果たして参加者がいるかどうか……」

講演は、参加費が無料の場合が多くあります。
そのため、「本当にお金を払って講座を受けてくれる人はいるのだろうか……」

はっきり言って自信が持てませんでした。

そこで、何人かの方々に聞くことにしました。

「不登校講座をしようと思っているけれど、参加したいですか?」と。

メルマガやLINEなどを使い、ブログなどを普段読んでいただいている方々に問いかけたのです。

「値段は、これくらいで考えていますが、どうでしょう?」と。
すると、何人もの方々から「興味ある!」というご連絡をいただき、募集を開始する前から、すでに参加者が11人いる状況になりました。
「ここまで言っていただけるのなら、やろう!」

そのような経緯で、4月から滋賀で不登校連続講座を始めました。

もう6回あるうちの半分が過ぎているにも関わらず、未だにお申込みをいただき、申し込み者は36名にまで到達しています。

18,000円という参加費は、正直、高いんじゃないか、と思っていました。

でも、これだけの数の方々がお申し込みをしていただけました。

参加者の方々に聞くと、「え? めちゃくちゃ安いですよ?」と言うかたもいらっしゃいます。

嬉しい声、前向きな変化がどんどん見られています。

 

(以下、参加者のかたがたのコメントです)
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学校へ行ってない間、絵を書いたりしてることを初めて教えてくれ、将来やりたいことも話してくれました。

今までは、「ウルサイ」と、うっとおしがられていたけれど、野球を一緒に見るようにすると、息子から「この選手なぁ、最近フォーム変わってんで」など、自分から色々話してくれ、笑顔が見られました。

寄り添うことで徐々に親子の距離感が縮まってきました。

会話が少し増えた気がします。

スグ険悪なムードで負のスパイラル!って感じになってしまいがちだったのですが、平和に1日が終わるようになりました。
不登校講座に参加してから、受け入れようと思えるようになり、しんどい時は休もうとやっと言えるようになりました。
今までゲーム以外これという好きなものがなかった息子ですが違うものに興味を持ちはじめ、また私がその話を聞いたりしているうちに話しかけてくる回数が増え、ある日突然「僕って何ができると思う?」と聞いてきたので慌ててしまいました。

ひたすら聞くって言うのを実践してると、とても深くいろいろ考えてるのがわかり、逆に「母ちゃんの子供の頃は何考えてたん?母ちゃんはどうしてたん?母ちゃんはどう思うん?母ちゃんの夢は何?」って質問攻めにあいました。

私自身、感情のコントロールが上手くなったと思います。

「しんどいから休む」と言ったとき、以前なら感情に任せ「嘘つけ」と突っぱねていましたが、自分の感情をうまく扱えるようになったので、「体調は大丈夫?」と聞くことができました。

今まで一人で対応を考え、不安で、苦しい日々でしたが、一人じゃないんだと、少し心が軽くなりました。

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最近では、毎月D.Liveでおこなう不登校のお話し会も満員御礼が続き、キャンセル待ちになることが多々あります。

毎回来られているかたから、「私たちが参加することによって、新規で来たいかたが参加できないかもしれないので、行くのをやめようかと思っています」というメールもいただきました。

毎日のように保護者のかたご相談が寄せられ、面談をしています。

「〜さんから紹介されました」という口コミも増えてきました。
ずっと書いてきたブログは、869記事を越え、月間のアクセス数は、39,417PV(2018年5月1日〜24日)に登ります。
僕は、滋賀県基本構想審議委員会のメンバーに選んでいただき、県知事に、子どもたちの教育について意見させていただける立場になりました。

京都新聞で、「今の子どもたちについてコラムを書いてください」とお願いされ、連載を持つようにもなっています。

雑誌での特集記事も頼まれました。
まだまだ無名の団体で、関東では僕たちをご存知のかたは少ないでしょう。

ほんとうに大丈夫なのか? と、不安に思われるかたも、いらっしゃることでしょう。

しかし、僕は、自分自身が不登校だったこともあり、なんとか不登校の問題で頭を悩ませている方々のチカラになりたいと思い、この団体を運営しております。

今回、関東ツアーをおこなうのは、僕たちのチャレンジです。

もし、あまり人が集まらないことがあれば、きっとこれから関東でイベントをおこなうことはないでしょう。

だからこそ、なんとしても、このイベントを盛況にしたい。

東京や関東で不登校で悩み困っている保護者の方々のチカラになりたいのです。
連続講座の1回目、泣きながら講義を聴いていらっしゃるかたもいました。

暗い顔で、「どうしたらいいでしょうか?」と相談に来られるかたもいました。

でも、今では、「子どもが楽しそうにしているんです」と嬉しそうに声をかけてくれるようになっています。
まだまだ、しんどいこともあるでしょう。

悩むこともあと思います。

でもきっと、これまであった、なにか暗い、どよんとした気持ちは、スカッと晴れたことでしょう。

「講義を聴いていると、すごく前向きな気持ちになります」という感想をよくいただきます。
僕は、元お笑い芸人です。

大学生のとき、舞台に立ち、ギャラをもらって商店街で漫才をしていました。

きっと、他のどの講座よりも、笑いに関しては貪欲です。

いや、笑いなんて必要ない、とおっしゃるかもしれません。

でも、違うのです。

不登校という状況は、なかなか出口が見えません。

正直、多くのかたが長期戦です。

調子が良いときもあれば、ものすごく子どもが落ち込むときもあります。

ずっと家の中にいる我が子を見ていると、だんだんしんどくなってくることもあるでしょう。

「いつになったら、変わるのだろう」と不安になると思います。

だからこそ、笑いが必要なのです。

楽しく、笑うことが大事なのです。

お子さんが不登校になり、悩みすぎて体調を崩した保護者さんもいらっしゃいます。

どうしても、ネガティブに考えてしまうこともあります。

前向きな気分になるために、”楽しい講座”、”気分が上向きになる講演”が大事だと僕は思っています。

その考えが間違っていないなと、参加者のかたにもらったコメントで確信を持ちました。

他の機関での色々な講座や勉強会などに参加しましたが、D.Liveさんの講座はとにかく楽しいです!! 他のオンライン講座だと見る事が義務みたいになってしまい、ただ流して聞いてるだけだったんのですが、D.Liveさんの講座は、どんどんハマっていき、自らもっと聞きたい!!と思い何度もリピートして見ています。 その分、自然と頭に体に浸透していく感じです。 やっぱり、講座は楽しくなければ身につかないですね。

 

Facebookを見ていると、「ぜひ東京にも教室を作ってください」「宮城県にも来てください」というコメントがありました。

まだまだ出来ていないことが多くて、必要としているかたに届かないことは、とても心苦しく思っています。

でも、まずは、僕たちができることからやっていこう!

そう思って、東京での企画をおこなうことに決めました。
ぜひ、東京でお会いするのを楽しみにしております。

 

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
詳しいプロフィールはコチラから

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