この春、新しい学校やクラスが息苦しくてしんどいあなたに届けたいひとつのこと

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まだ入学式や始業式には少し早いですが、平成30年度がすでにはじまっています。

もしかしたら、今後新しい環境に飛び込む中で、どうにも耐えられないくらい教室や周囲の環境がしんどいことがあるかもしれません。それは、新しいクラスはもちろん、希望を持って入学したら新たな学校で感じてしまうと、この先の何年かがお先真っ暗に感じてしまうことでしょう。

そんなときに、ぜひ忘れないでおいてほしいことが、ひとつあります。

逃げてもいいんです。

とにかく、逃げてください。

ひとつのところにこだわることほど、人間愚かなことはないと思います。

もしかしたら、「こんなところで耐えられなきゃ社会に出ても役に立たないぞ」などという大人がいるかもしれません。でもそんな声、無視してしまえばいいのです。

こんなデータがあります。

18歳以下の自殺者数。僕が不登校関連の講演をする際によく引用するデータなのですが、平成26年度の自殺対策白書では、一番自殺者数が多かったのは2学期が始まる9月1日でした。では2番目に多かったのはいつ?と聞かれると、実は4月の上旬から中旬にかけての、今の時期だったのです。

希望と夢に満ち溢れた新しい学校。新しいクラス。しかし、いざ蓋を開けてみたら、「こんな環境で1年間・・・?」と思うほど、その教室や学校がものすごく息苦しい場所だった。こんなところに1年間通うなら、自分はもう・・・。

こうして、自ら死を選ぶ子どもたちが多いのかもしれません。

このところ、僕が電車を利用すると、いつもどこかで「人身事故のため運転を見合わせています」という放送を耳にします。たしかにそれも、広義的に見ればある種逃げきれているのかもしれません。でも、逃げるって、何も自ら死を選ぶこと以外にも、いくらでも逃げ先はあるはずなのです。

これは、僕の話です。

中学3年間の不登校の末、高校はきちんと週に5日通うぞと思い、単位制の高校に進学しました。しかしそこは、教師の圧力がものすごく、ちょっと道を外そうものならすぐに教師の大声が飛んでくるような場所でした。生徒は教師にきちっと管理され、とても息苦しく、僕はすぐにまた不登校になりました。

入試前に学校見学したときも諸手を挙げて歓迎してくださった教師は、今思えばただ単に仮面を被っていただけでした。本当は「鬼」だったのです。そんな教師に操られ、学校に騙され、数週間前の期待はもうこれっぽっちも残っていませんでした。

あのとき、何度「死にたい」と親にこぼしたかわかりません。

でも、僕は運良く、「通信制高校へ転入する」という選択肢を教えてもらいました。

高校をやめることはすなわち、もうこの日本の社会のどこでも生きていくことはできないものだと考えていた僕に、一筋の光が差し込んだ瞬間でした。あれから12年、なんとか僕は生きています。しかもこの春から、D.Liveとは別にある意味命の恩人である通信制高校に携わることにもなりました。

もしあのとき、鬼のような教師しかいなかった単位制高校にとことんこだわっていたとしたら、今ごろ僕はこうして好きな音楽を聴きながら文章を書くことはもちろん、そもそもこの世の中にすら存在していないかもしれません。僕は学校から「逃げ出した」ことにより、生き延びることが出来たのです。

小中学生の不登校は、平成29年度のデータでも増加していることが示されています。

また、2014年の不登校実態調査の中にある「不登校になった時期と学年」では、小学1年生と中学1年生の4月~6月にかけて不登校になった人数が多かった結果も出されています。新たな学校が馴染めずにすぐに不登校になった児童生徒数が多かったことがこのデータからわかります。

どれだけ自分とは水が合わない学校やクラスでも、まずは来月に控えるゴールデンウィークまで、または夏休みまでとりあえずがんばってみよう、という人もいるでしょう。もちろんそうした姿勢を否定する気はありません。ときにそんな馴染もうとする姿勢が重要になることもあります。

しかし、いつでもあなたには、「逃げる」というカードがあることだけは、忘れないでほしいです。

その気になれば、学校以外にもあなたを受け入れてくれる場所は、ごまんとあります。「ひとつのところにこだわる」ことが良くないというのは、そういった意味も含んでいます。

「学校、だるいわー」と言いながら、弊団体の教室「TRY部」に毎週顔を出す生徒がいます。来たときはなんとなく気だるそうでも、教室を出るころにはなんとなくスッキリしたような、そんな表情を浮かべて帰っていきます。これがこの生徒なりの学校との付き合い方なのだろうと思います。

学校がしんどくても、辛くても、「逃げる」という選択肢があること。

そして、逃げる先は、いくらでもあること。

この春、新たな環境に飛び込んでいくすべてのみなさんに、このメッセージが届きますように。

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山本 駿

山本 駿

NPO法人D.Live スタッフ / 高校非常勤教員(社会科) 京都出身。中学3年間不登校。岐阜県内の大学を卒業後、不登校ボランティアを経て2014年よりD.Liveに参画。主にTRY部や不登校講演事業を担当しながら、今を生きる子どもたちの先生でも友達でもない「ナナメの関係」になることを目指しています。