子どもといると常に2人の自分が戦っているんですが・・

LINEで送る
[`evernote` not found]
Pocket

D.Liveスタッフの得津です。

今日も子どもを目の前にして、終わらない戦いの時間がやってきました。

戦っているのは自分と自分です。子どもじゃありません。

 

もっといえば、

子どもを受け止める優しい理想の自分と、

「こうしてくれ!」と子どもに自分の都合に合わせることをもとめる自己中心的な自分が戦っています。

脳内で。

 

 

理想の自分と自己中心的な自分との戦いは、ぼくが教室で子どもと関わっているときに起こります。

例えば、子どもがお昼ご飯をなかなか食べ終わらなくて次の予定が気になってきたとき。

 

理想の自分が勝ったら子どもとの食事を楽しみます。

「うんうん、そうだね。」と子どもの顔を見て話を聞くことができます。

 

自己中心的な自分が勝ったら、「もう話とかいいから、早く食べ終わって!」と子どもに言ってしまいます。

自己中心的な自分が勝った後に待っているのは反省と落ち込みです。

「あぁ、また言ってしまった。」と落ち込みながら自分の悪い部分を反省して、理想の自分を近づこうと思うんです。

 

 

しかし、世界の紛争がなかなか無くならないのと同じように、この脳内の戦いもなかなか終わりません。

反省したにも関わらず、子どもを前にすると理想の自分と自己中心的な自分との戦いが起こってしまいます。

 

 

週に何日かくる子どもと過ごすだけでこんな具合ですから、

自分の子どもを育てたら脳内はつねに戦争状態だろうなと今から心配です。

 

 

どうして、理想の自分と自己中心的な自分との戦いが起こってしまうんでしょう。

これ以上の戦いを防ぐために、自分なりに考えてみました。

 

 

 

その結果、SNSの存在が自分にとっては大きいみたいです。

SNSにはたくさんの情報が流れてきます。

中でも、子育てに有益な情報と、充実した子育てをしているリア充的投稿が理想の自分を肥大化させていました。

 

「子どもに〜〜するのはNG!」というような見出しが目につくと、ついつい中身を見ちゃいます。

「今日は親子で〜〜へ行きました!」みたいな文と、やたら加工された子どもとの写真をみると、加工されたものだとは思いつつも、ちょっとイイなと思ってしまいます。

 

1つ1つは大したことない出来事ですが、

これが積もってくると子育てにおける理想の自分がどんどんデカくなってきます。

 

 

余裕があるときは理想の自分が勝ち、良い形で子どもとも関われます。

ですが、余裕がないときは自己中心的な自分が勝ってしまいます。

勝っても良いことは何もなくて、

子どもを不用意に叱ってしまうばかりか、理想と現実の差に落ち込んでしまいます。

 

 

 

こうなると、もう理想の自分がむしろ必要無いんじゃないかと思ってきますが、

自己中心的な関わりが子どもの成長にとって良くないのも確かです。

SNSから得られる情報は有益だし、それを実行することで子どもと良好な関係が築けます。

理想の自分を捨てることはきっと違う。

 

 

となると、脳内の戦争を防ぐために考えるべきは理想の自分との付き合い方かもしれません。

あるいは自己中心的な自分が出ないような環境を整えたり、時間管理を見直すことかもしれない。

SNSをみる時間を減らすのも大いにありです。

そもそも子育てとは二人の自分との戦いだと開き直ることも1つです。

 

開き直ることについてもう少し詳しくご説明しますと、仏教では四住期(しじゅうき)という考え方があります。

四住期とは、人生を4つの期間に分けてそれぞれの期間ごとに自分のあり方を説いたものです。

1、学生期(がくしょうき)

2、家住期(かじゅうき)

3、林住期(りんじゅうき)

4、遊行期(ゆぎょうき)

 

このうちの2、家住期(かじゅうき)がちょうど子育ての期間をさします。

結婚から子どもが成人するくらいまでが家住期ですから、おおよそ25歳〜50歳くらいでしょうか。

 

以前、お坊さんに教えてもらったんですが、この期間における子育ては煩わしいものだそうです。

そういうものだと決まっているから、イライラして怒ること当然だし、

脳内で理想の自分と自己中心的な自分が戦うのも自然なことだそうです。家住期的には。

 

開き直るのも脳内戦争を解決する手段の1つだというのは、この仏教の家住期的考え方に寄るということです。

 

 

理屈じゃなく、生活実感に裏打ちされた言葉で悩みを説くなんて仏教は面白いなぁといつも思います。

この考えを使うと、子どもを叱って落ち込んだ時にも「そういうもの!」と割り切って、

必要以上に反省したり落ち込んだりするのを防いでくれそうですね。

 

子育て中のみなさんは、どうですか?

ぼくみたいに、子どもを前にして理想の自分と自己中心的な自分が戦ったりすることはありますか。

戦っているのなら、どのように戦いと折り合いをつけていますか。

ぜひ直接お伺いしたいものです。

 

 

仏教的な子育て観や、理想の自分との付き合い方を知りたい方へお知らせ

3月25日(日)10:30 – 13:00
子育てのススメ Kyoto -お寺で聞ける子育てがラクになる3つの話- vol.2

という子育てイベントをおこないます。

・法衣店勤務のパパ
・僧侶
・介護福祉士のママ

という個性的な3名が、子育てが楽になるようなお話をします。

よそのイベントでは、このような経歴のゲストが揃うことは無いと思います。

お子様づれOKですので、ご興味おありの方はぜひこちらの詳細をご覧ください。

 

LINEで送る
[`evernote` not found]
Pocket

得津 秀頼

得津 秀頼

D.Live副理事/元小学校教員 自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。 自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。