学校の先生との上手な付き合い方 -モンスターペアレンツと思われたくない私たちはどうすればいいのか-【1.21 おはなし会レポート】

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ドリカムの「何度でも」の聞かないとやってられない。

それほどに愕然とした。

 

 

 

1月21日(日)に「学校の先生との上手な付き合い方」というテーマで不登校のおはなし会を開いた。

前半がゲストによる話題提供で、後半が参加者同士での話し合いだ。

 

今回の話題提供は京都市で「お金で学ぶさんすう」という障がい児向け算数教室を主宰されている住山さんにお願いした。

 

住山さんの話はどれも具体的だった。

・先生は味方。不満もあるけど、まずは先生のがんばりを褒めるところから。

・夏休みは先生に気持ちのゆとりがあるので話を聞いてもらいやすい。

・校長先生を味方につけると物事が早く動く。

・先生も一人の人間。自己開示からいいコミュニケーションが生まれる。

・使って欲しいグッズは自分で作って渡してみる。

 

 

実体験を元に話してくださったトピックはどれも腑に落ちるものばかりだった。

 

しかし、住山さんのアドバイスでも如何ともしがたい現状に悩んでいる保護者さんの声もあがった。

・先生は話を聞いてはくれるけど、対応は何も変わらない。

・担任の先生が若い先生で発言力がなく、学年主任に意見をつぶされる。

・校長先生が不登校への理解がない。

・話を聞いてくれる時間が実際的じゃない。

・年度が変わった瞬間、昨年度の担任は知らんぷり。学校であっても挨拶もない。

・学校に代わる教育の場や親の会などに関する情報提供を求めても「できません」と言われる。(「知りません」じゃなく)

 

「その対応はひどくないか?」

こう思わざるを得ない先生や学校の対応に私は言葉が見つからなかった。

文科省が出している「義務教育の段階における普通教育に 相当する教育の機会の確保等に関する 基本指針」を今すぐ読めと言いたい。

 

この指針には例えばこんなことが書かれている。

1ー(3)基本的な考え方
二 不登校児童生徒が行う多様な学習活動の実情を踏まえ、個々の不登校児童生徒の状況に応じた必要な支援が行われるようにすること。
三 不登校児童生徒が安心して教育を十分に受けられるよう、学校における環境の整備が図られるようにすること。

 

2ー(2)不登校児童生徒の状況に応じた支援の推進
② 不登校児童生徒に対する多様で適切な教育機会の確保
(カ)情報提供 不登校児童生徒の保護者に対し、不登校児童生徒に対する支援を行う機関 や保護者の会などに関する情報提供を促すほか、指導要録上の出席扱いや通 学定期乗車券の取扱い制度等の周知を徹底する。

(指針の中身はこちら)

 

今回のおはなし会で話題に出た先生の対応は、個人の話だけではなく

この指針や不登校の理解が進んでいないことを顕著に表していた。

 

 

先生が敵だとは思わない。

授業や学級経営のために日々頑張っていることも知っている。

 

だからこそ同じ方向を向いてより良い形を探っていきたい。

だからこそ伝えたい想いや提案がある。

 

私たちはモンスターペアレンツでもなければ、クレーマーでもない。

ただただ、子どもが学び成長できるステップを作っていきたいのだ。

 

 

残念だが不登校の対応について、私たちと大きな溝がある先生がいることがわかった。

先生は個人の資質や性格に依る部分が多い職業なので合わない人も当然いる。

それは仕方ない。

 

けれど、合わないからといって泣き寝入りするのも違う。

できることはやってみる。

 

10000回ダメでへとへとになってなっても
10001回目は何か変わるかもしれないのだ。

 

では、何かが変わる10001回目を作るために出来ることはなんだろう。

私の考えはこうだ。

 

・同じ立場の保護者と出会う
同じ立場で話せる存在は本当に心強い。今回のおはなし会が終わった後も、1時間ほど保護者さんたちは話し込まれていた。無理のない範囲で、親の会やお話会に足を運んでみると良い出会いがあるかもしれない。

 

・前例や事例を活用する
不登校にもたくさんのケースがある。今回の住山さんの話題提供のようなアドバイスは本当に貴重だ。事例や経験談について、「自分の場合なら…」という視点で見ると、どの部分を変えたら通るだろうか、どこを変えたら自分の子どもにも合いそうかと考えることができる。

 

・まずは聞く
例えば、若い先生だと「何を言われるんだろう」とドキドキして構えていることが多い。構えられた状態では、伝えたとこが十全に伝わらないのでガードを外す必要がある。そのために聞くことから始める。「最近、クラスではどんな授業をしていますか?」とか、「この前のマラソン大会ってどんな感じでしたか?」とか。正直なんでもいい。10分〜15分聞き手に徹して、ガードが緩んだところで「ところで卒業式の・・」と本題を伝える。凄腕の営業マンや打ち合わせの上手な人は聞く技術が高い。関係ない雑談から少しずつ本題のトピックにつなげる質問の技術には本当に感心する。

 

私をはじめ、D.Liveスタッフは不登校で悩む保護者さんの力になりたい。

このアドバイスの1つでも参考になったら嬉しい。

 

へとへとになった保護者さんの10001回目を作るために

私たちがお手伝いできることがあったら、いつでもお問い合わせください。

 

NPO法人D.LiveのHPはこちら

 

 

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得津 秀頼

得津 秀頼

D.Live副理事/元小学校教員 自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。 自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。