不登校について先生と協力関係をつくるための個人懇談に向けた3つの準備

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12月になり、個人懇談の時期が近づいてきました。

不登校のお子さんがいる保護者さんにとっては、

憂鬱に思われている方も多いのではないでしょうか。

 

大した話にならないだろうな、

どうせやらない宿題だけ渡されるんだろうな、と諦め気分の保護者さんに、

今日は個人懇談の前に準備してほしいことを3つお伝えします。

 

備えあれば憂いなしと言います。

今からお伝えする準備をして、少しでも憂鬱な気持ちから前向きな気持ちで懇談に行ってほしいと思います。

 

1、子どもに宿題などについてヒアリングしておく

まずはお子さんに学校のことや、宿題のことを事前に聞いておきます。

・先生と直接話したいか

・冬休みまでの残りの日や3学期に学校に行こう思うか

・宿題について

・先生がこれまでしてくれた電話や手紙について正直なところどう思っているか

 

おおまかにはこれくらいでしょうか。

特に4つめの確認が大切です。

 

先生がよかれと思ってしていた連絡や手紙が子どもにとってはストレスになっていることもあります。

今まで言えなかったけど本当はやめてほしいという気持ちがあるかも知れません。

この機会に確認しておけば、学校の先生にとっても次の方法を考えることができます。

 

 

これらのことについてお子さんに声をかけても答えてくれないだろなという場合は、

手紙にして渡していいと思います。

 

(例)

12月◯日〜〜時に先生と懇談があります。先生が家に来てくれるそうです。

学校のことや勉強のことについて先生は話したいと思うから、次のことについてどう思っているか教えてね。

・先生と直接話したい?  yes / no

・冬休みまでの残りの日や3学期に学校に行こう思うか

2学期の終業式はいく / 3学期の始業式はいく / 保健室みたいに別の部屋ならいける / 行かない

・宿題について

できそうなところはやる / 先生に教えてほしい / お母さんに教えてほしい / やらない

・先生がこれまでしてくれた電話や手紙について正直な気持ち

これからも続けてほしい / 毎日電話をするのはやめてほしい / たまに手紙だけ欲しい

・そのほか先生に伝えたいこと
当日までに返事がなかったら、お母さんが決めて先生に答えることになるので、どうしたいか教えてね。

 

 

当然、例ですのでご家庭に合わせて変えてくださいね。

手紙の場合、自由記述のスペースがあっても良いと思いますし、

選択肢もお子さんの状態に合わせて変更できることがたくさんあると思います。

 

 

でも、まずはお子さんの意見を事前に聞こうとすることが準備の一歩目です。

 

 

2、学校の先生にして欲しいこと・して欲しくないことを整理しておく

学校からの定期的な連絡も含めて、学校の先生にどうして欲しいかを事前に整理して懇談で伝えれば、

先生としても何をすれば良いか分かるので、悲しいすれ違いを防ぐことになります。

 

・定期的な連絡は月1回程度にして欲しい

・フリースクールのようなところがあれば紹介して欲しい

・放課後少しだけ勉強を教えに来て欲しい

 

などなど。

先生としても出来ないことあるでしょうが、

してほしいこと、してほしくないことを伝えるだけでも、

こちらの気持ちを理解してもらえることになります。

 

 

3、伝え方を考える

一番難しいところです。

子どもの意見や先生にして欲しいことを伝えても、先生なりにお子さんについて考えていることもあります。

だから、お子さんの今後について考えがずれることも十分に予想されます。

 

ここで対立してしまっては協力関係を築けません。

協力関係を築くために次のことを懇談では大切にしてください。

 

・直接会って話す

→電話だとニュアンスや言葉の意味が十分に伝わらないことがあります。お仕事などあると思いますが、極力直接会って話すことが望ましいです。

 

・どんな時間にしたいか先に言う

→「今日は先生にお願いしたいことと、家庭でこっちがやることを確認し合う時間にしたいです。」など、懇談のめあてを一番先に伝えておくと、なんとなく始まってなんとなく終わることもありません。

 

・考えの根拠や理由を明らかにする

→何を(what)どうしていくか(how)の部分でズレを感じたら、考えの根拠や理由(why)で共通の理解を持つように話題を運ぶことがおすすめです。

例えば、「私は〜〜〜の本を読んで、〜〜〜と書かれていたので、〜〜〜が大切だと思うのですが、先生が〜〜〜をさせようとするのはどうしてですか?」と聞いてみたら、きっと答えてくれると思います。

 

 

 

おまけ

お子さんの状況によっては、家庭と学校だけ立ち行かない場合もあります。

そんなときはためらわずにカウンセラーやフリースクールなどに相談してください。

文科省としても「不登校児童生徒による学校以外の場での学習等に対する支援の充実について」という通知を出して、学校に戻ることが全てじゃないと言っています。

 

学校に戻ることにこだわらず、フリースクールなどに通うことも選択肢の1つです。

私たちも滋賀県大津市で不登校の子どもが通える居場所「昼TRY部」を運営しております。

お近くのかたは、いつでもお問い合わせください。

 

 

最後に

 

これまで、なんとなくで終わったり、先生の話を聞くだけだったりした保護者さんも

事前に話したいことを整理するだけで、協力関係を築ける一歩になります。

 

これまでとは違い、今回の個人懇談が実りのある時間になることを応援しております!

 

 

 

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得津 秀頼

得津 秀頼

D.Live副理事/元小学校教員 自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。 自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。