【10.19 講演レポート】自尊感情を育む関わり方

嬉しいなぁと思った。
純粋に。

僕は、ずっと葛藤しながら、講演をしてきた。

自信がなかった。

「自分は本当に謝礼分の働きができているのだろうか?」

講演が終わった後に、
「やっぱり、今回のギャラは無しにしてください」と言われるんじゃないかと、ドキドキすることもあった。

大きな失敗をしたわけじゃない。

「よかったです」とアンケートでも書いていただくことも多い。

でも、信じられなかった。

良くなかったと思っても、そんなに直接書く人なんていないだろう。

本当に僕は、ちゃんと講演が出来ているのだろうか?

主催者のかたは、終わったあとも「いやぁ、良かったです」「すごく良い話しが聞けました」と言ってくれる。

でも、心の中でどう思っているかは全く分からない。

「呼ぶんじゃなかった……」と思っているのではないだろうかと思い、内心ではビクビクしていた。

講演をさせていただくとき、ほとんどが僕よりも年配の方々だ。

教育関係者や長いこと現場に立たれている人たちもいる。

僕みたいな若輩者がなにを語れると言うのだろうか……。

そう思っていた。

しかし、そんな不安を今回行った講演で、払拭することができた気がした。

講演が終わっての懇親会。
参加者の皆さんも加わり、みんなで楽しく歓談。

そこでいただく言葉が、お世辞でもない、純粋な賞賛だった。

僕は、その言葉をいただいて、「ああ、僕はこれからも講演を続けることができるのかもしれない」と思った。

間違いなく、自信になった。

「田中さんは、言葉のチョイスがいいですね。すごく分かりやすいです」

「現場の話しをもとにしてくださるので、映像で浮かびました」

ただ単純に「良かった」「参考になった」ではなく、どこか良かったかを明確に伝えていただいた。

僕自身が思ってもいなかったポイントを褒めていただいたことで、僕は「これが自分の良さなのか」というのを理解することができた。

最近は、講演ラッシュで毎週のように講演をしている。

来月は、横浜にも行く。

そのときは、気負うことなく、自分の良さを存分に出せる。

そんな気がする。

昨日は、ほんと楽しかった!

 

〈昨日、おこなった講演の感想〉

■満足だった点、改善点
・質問時間多くてよかったです
・まず自分から自尊感情を挙げて職場環境をよくしたい
・参加者とたくさん意見交換できたことが何よりよかったです!
・田中さんの話もすごく場面がイメージできるお話で、自分の日常につなげやすいとおもいました 。
・田中さんの支援の視点がよくわかった
・すごくわかりやすく、またワールドカフェ方式でとってもよかった
・感情に向き合う、という研修に参加する機会があまりなかったので新鮮でした
・座学もワークも実践に役立つ内容が盛りだくさんでした
・ひとつのテーマ自尊感情をとことん追求できた
・考えを深めていく機会が興味深かった
・自尊感情の低い方に対する対応が具体的によく理解できました
・日々の仕事にとても役立つ内容でした。改善の余地はありません
   
  
■これまでにない何か新しく学んだこと気づいたこと

・自尊感情の定義?が仏教の教えとだぶった
・年齢関係なく子どもから大人で地域社会など広く繋がれる社会は大変必要
・自尊感情を高めるために自分を知ることが大事
でも自分を知る見つめる機会ってどれくらいあるだろうということ
・現在の子若センター委託先と類似した支援をしているNPOがあることがわかった 自分もよしよししないと・・・と思えた
・自尊感情の定義
よいところも悪いところもかけがえのない自分として受け入れる気持ち
・自分も一度振り返りたいと今年の夏ごろから感じていたので改めていろいろな方法や明日の生活へいかしていきたい
・ワールドカフェで他の方々の考えを多くきき、まとめることで視野が広がり、多くの気づきをえられた。
・ヒット&アウェイ法→おもしろいアイデアですね!
・田中さんのお話すべて!現場での経験をふまえて説得力あるお話でした
・自尊感情を高めるための方法(自己分析)を知ることができた
・自尊感情の構成要素がわかっていろんな手立てを考えることができると感じた
・自尊感情の4つ構成要素
・自尊感情を育むために必要なこと
・支援する自分の立ち位置について
 
■その他、感想や講師へのメッセージ等
・ありがとうございました
・大変有意義な時間をありがとうございました!
・豊中のみなさんとお話できてよかったです。ありがとうございました
・私自身は今回の時間がしっかり学べてみなさんと一緒に意見が聴けてよかったです。
・ありがとうございました。とても楽しく勉強できました
 

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
詳しいプロフィールはコチラから

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