「子どもが勉強しない」と嘆く保護者の方に試してほしい、たったひとつのこと

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不登校の子どもは、学校に行かない、行きたくないからと言って、勉強も放棄するわけにはいきません。

学校に行かなくなった子どもたちはその現実から逃れるように眠って過ごしたり、ゲームに没頭する。前々から書いているようにこの現実逃避は大事なことではありますが、かと言ってそんな子どもたちが勉強に手を出すのは、正直ものすごくハードルが高いのが実情です。

僕自身もそういった子どもたちの勉強を見ることが多々あるのですが、やはり基礎的な部分、たとえば簡単な漢字で引っかかる子どもや、中にはテキストに解答が大書されているのにその解答を見つけられない子どももいて、読解力などを含めたこの問題の深刻さを日々感じています。

そんな子どもたちを見て、「勉強しない」「将来や進路は大丈夫なのか?」と不安を抱える保護者の方が多いことも、また事実。

ですが、そんな保護者の皆さんに、ひとつお聞きしたいことがあります。

あなたは、お子さんに「自ら学ぶ姿」を見せていますか?

東京都初の民間人校長として中学校に着任し、「よのなか科」などの授業で注目された藤原和博さん(現:奈良市立一条高校校長)は、著書『本を読む人だけが手にするもの』の中で「子どもにとって最高の教材は、いつも、大人の学ぶ姿なのである」と記しています。

藤原さんが中学校校長だったとき、常に校長室のドアを開け、暇があれば本を読む姿を通り掛かる生徒に見せていたそうです。また、図書室を改造して蔵書を入れ替え、生徒に本を読む大人の姿を見せるべく近隣の読書好きの住民に積極的に来室してもらって本を読むようお願いしたと言います。

結果、それまで誰も利用しなかった図書室が、休み時間になると大賑わいを見せるようになり、朝学習に10分間読書を取り入れたことも手伝って大きな成果を得ました。その背景には、生徒が本に興味を向けられるような「大人の姿」があったのは、間違いないでしょう。

「子どもが勉強しない」と嘆く前に、自分自身が勉強する姿を見せられているでしょうか。

住職の小池龍之介さんの著書『ブッダにならう苦しまない練習』では、「自分ができていないことを他人に諭すな」と説かれています。そりゃそうですよね。普段全然勉強する姿を見せられていない人に「勉強しなさい」なんて言われても、何の信憑性も説得力もないですね。

「勉強」は、何も教科書や参考書を開き、ノートと筆記用具を準備してやるものがすべてではありません。たとえば以前「初耳学」というテレビ番組で、東進ハイスクールの林修先生が「親が本を読む姿を見せれば、子どもは真似して読む」という話から、読書の重要性を説明していました。

我が家は読書ではありませんが、祖父や父が毎朝新聞にきちんと目を通す人でした。僕自身も小学生のときはそれにならって、自然と新聞を手に取る習慣がありました。もっとも僕の興味はスポーツ欄や投書欄、日曜版など、とっつきやすいページが多かったのですが・・・。

子どもは、思った以上に親の背中をよく見ています。大人が学んでいると、子どもも自然と「やらなきゃ」と感じるでしょう。自分の親が毎晩資格試験に向けて猛勉強していて、自分も感化された・・・という話もよく聞きます。

弊団体の不登校の子ども向け居場所事業「昼TRY部」でも学習時間を可能な限り確保しているのですが、その時間僕は勉強する生徒の横でなるべく本を読むようにしています。もちろんわからないところがあれば教えますが、基本は「いっしょに勉強する」スタンスを崩さないように心がけています。

今は本当に手軽に勉強に親しめる時代になりました。先週のコラムで学習アプリをいくつかご紹介しましたが、こう言ったアプリから基礎的な英語、歴史を学びなおすのも良いと思います。アプリに抵抗があるのなら本を開くのがおすすめ。これからの時代、様々な教養を身につけることは非常に大事です。

不登校に限らず、子どもが勉強せずにゲームばかり・・・とお悩みの保護者の方は、ぜひ一度「自分が勉強する姿を見せる」ことを心がけてみてください。そうすれば、感化されて子どもも机に向かったり、本を読む習慣がつくかもしれません。

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山本 駿

山本 駿

子どものころより過度に敏感な特性を持ち、中学3年間を不登校で過ごす。大学卒業後、不登校ボランティアを経て2014年よりD.Liveに参画し、現在は通信制高校教員を両立しながらTRY部や不登校講演事業を中心に担当。HSP(Highly Sensitive Person)特有の極度な繊細さを活かし、今を生きる子どもたちの先生でも友達でもない「ナナメの関係」になることを目指しています。