【5.27.イベント】思春期・反抗期の子どもへの向き合いかた – なぜ、思春期の子どもに信頼されるのか? –

なぜだかわからないのです。
自分でも、どうしてなんだろうか、と不思議でした。

モテるのです。
異様にモテるのです。

ヤンキーに……

大学生のとき、僕が大阪の教育NPOでインターンシップをしていたときのこと。

その団体では、キャリア教育として、中学校や高校へ行って授業をおこなうことがありました。

先輩に付いて学校へ行きますが、知識も経験も未熟な僕は、授業はできません。
端のほうで、どんな授業をするのか見学をしていました。

すると、いるのです。
端のほうに。

「興味ないし……」と言っている子どもが。

髪の毛を染め、けだるそうにしているのです。

授業を見ているだけの僕は、彼(または彼女)に声をかけます。
少し言葉を交わすだけ。
深い話もそんなにしていないはずです。

なのに、休憩時間になると、話しかけてくるのです。
ご飯のとき、「一緒に食べよう」と言ってくるのです。

違う学校では、「授業終わったら、ご飯食べに行こうよ」と誘われ、ピアスをつけた男子高校生と一緒に王将へ行ったこともあります。

なぜ、こんなに不良の子たちにモテるのか。

当時は、わかりませんでした。
けれど、今になってみると、わかるのです。

「ああ、そういうことか」、と。

思春期の子どもにとって大切な関わり方を僕は自然に会得していたようです。

それは、自分自身が中高生の頃、大人たちに「こうして欲しかった」と思う関わりかたでもあったからです。

今、僕は毎日のように思春期の子どもたちと関わっています。
運営している教室(TRY部)には、小学6年生から高校3年生までいます。

反抗期真っ最中の子もいて、「はぁ?」と言われることもあります。

でも、そんな子どもにも「あの人は、自分のことをわかってくれる」と言ってもらえています。(保護者談)

昨日、男子高校生の保護者さんと話をしていると、「うちの子は、田中さんをすごくリスペクトしているみたいなんです」と、おっしゃっていました。

正直、僕は思春期や反抗期は、皆さんが思うほどに難しいものだとは思っていません。

動物を怒らせるツボがあるみたいに、思春期の子どもにも触れてはいけないところがあります。
やっちゃいけないことがあります。

しかし、そのツボをわかっていれば、回避するのはそう難しいことではありません。

だから、僕はクラスの生徒が避けるような、不良と呼ばれる少年や少女とも仲良くご飯を食べることができるのです。

最近、不登校で困っている保護者さんからも良く問い合わせをいただき、個別面談をしています。

保護者面談をしたあと、別の日に生徒面談をおこないます。
子どもと2人きり。1対1です。

帰ってから、保護者さんから連絡をいただきます。

「すごく楽しかったと言っていました」
「大人とあんなにも話している我が子を見たのは初めてです」
「すごくスッキリした顔をしています」

僕はただ1時間ほど会話をしているだけです。

でも、そのわずかな時間で、子どもは「この人なら信頼出来る」と思ってくれるのです。

なぜか?
思春期の関わり方のツボがわかっているからです。
初対面で、内気な子であっても、話を引き出すことができるのです。

「それは、あなただからできるのでは?」と、思うかもしれません。
しかし、少しのアドバイスをしただけで、保護者のかたもできるようになったのです。

「うちの子、勉強の意欲がなくって……。言っても聞かないんですよね」

そのように相談されたので、一言二言だけアドバイスをしました。

すると、翌週には「いやぁ、すごい変わりました」とおっしゃるのです。
保護者のかたでも、スグに使えたのです。

テクニックやコツは、1つではありません。
子どもによってツボは、違います。

でも、どれも聞いてみると、全然難しいことではありません。
アドバイスを聞いた保護者のかたが、「こんな単純なことだけでいいんですね」と驚くくらいに。

今、保護者のかたや先生にもお話させていただくことが増えています。

2016年11月26日には、滋賀県教育委員会が主催の教育フォーラムに登壇。
コツについて語ると、先生がたからも「目から鱗でした」との声をいただきました。

志津小学校や玉川小学校などのPTAでも、お話をさせていただいております。

僕は別に、特別の才能があったわけではありません。
生まれながらに子どもに好かれるような人でもありません。

子どもと向き合いながら、会得していった、まさに秘伝のタレのようなものなのです。

「子どもの気持ちがわからない」「どうしたらいいんだろう」
何度も何度も壁にぶつかり、悩んだこともたくさんあります。

今後、僕がお話させていただくものは、どこかの受け売りや本の書き写しではありません。
僕が、泥だらけに、傷だらけになりながら得ていったものです。

得たものをたくさんの人たちに届けられるのであれば、僕は喜んで全てのノウハウをお伝えします。
伝授させていただきます。
それによって、少しでも子育てがラクになれば嬉しいのです。

「思春期の子どもがわからない」とおっしゃっていた人が、「思春期のことを理解」し、「関わり方がわかる」ようになれば、それほど嬉しいことはありません。

思春期でよくわからないから放っておくのではなく、適度な距離で関わることができたら、きっとイライラすることも、必要以上に不安に思うこともありません。

むしろ、思春期の子どもとの関わりかたがおもしろくなってくるかも知れないのです。

今まで僕が培っていたものを全てさらけ出すつもりで、お話をさせていただこうと思っております。

当日、お会い出来るのを楽しみにしています。

【イベント概要】

『思春期・反抗期の子どもへの向き合いかた』 

日時 : 5月27日(土)14:00~16:00

お話する内容 :

◇ 思春期になると、
子どもはピーターパンから卒業する

◇ どうして、子どもは親や大人に反抗するのか?
◇ 放っておくと心配。干渉すると反発がくる。
    どうすればいい?

◇ 思春期・反抗期の子どもたちは、
なにを考えているのだろう?

◇ 阪神の金本知憲監督方式でいく

◇ 恋人のように付き合ってみる
◇ ライオンのように崖から突き飛ばす
◇ 会話ができる魔法のツール
◇ 僕が30歳を越えて、
     高校数学をイチから勉強する理由

◇ 思春期の子どもたちから、
「わかってくれる」と信頼される理由

参加費 : 900円

会場 : フェリエ南草津5F 小会議室

【お申し込み方法】

お名前、連絡先を記載のうえ、
下記までお申し込みください。

kmp.try@gmail.com
(くさつ未来プロジェクト)

[主催]くさつ未来プロジェクト
[共催] NPO法人 D.Live 

 

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
詳しいプロフィールはコチラから

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