非行や家出を繰り返す不登校の子どもたちが探し求めている「漢字3文字」

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不登校の子どもたちは、家で引きこもっている子どもたちだけではありません。

たとえば、学校には行かずに昼夜外を出歩き、不良グループと行動をともにする子どもたちもいます。突然髪を目立つ色に染め上げ、ときおり警察沙汰になったり家庭内暴力をふるう不登校の子の姿に、「この子はこれからどうなるのか」と怖気づく大人も少なくはありません。

このように、非行に走る子どもたちはいったい何を求めているのでしょうか。

キーワードになるのは、「安心感」です。

端的に言えば、彼らは学校はもちろん、家庭ですら「本当に落ち着ける居場所ではない」と思っているわけです。フリースクール、学校外の学び場に居場所を求められるならまだいいのですが、そこでも安心できない場合、夜の街で自分を受け入れてくれる仲間、年上の人たちなどに安心感を求めていきます。

彼らは、安心と信頼のおける大人に、もっと認められたいのです。

だからこそ、髪を染めてみたり、20歳以下は法律で禁じられているタバコや飲酒に手を出す。そして、本来家にいるべき時間にふらっと遊びに行ったり、親に対して暴力をふるう。これは、彼らなりに「自分をもっと認めてほしい、受け入れてほしい」というメッセージを発していることにほかなりません。

アメリカの心理学者マズローの「自己実現理論」によれば、睡眠や食事などの生理的欲求よりも、安心安定欲求や社会的欲求(所属と愛の欲求)、承認欲求が上位にくるとされています。つまり、安心感を得ること、人のつながりを求めること、価値ある存在と認められることは、人間としてごく自然なことなのです。

不登校問題の研究をされている東京学芸大学の小林正幸先生は、著書「事例に学ぶ不登校の子への援助の実際」のなかで彼らを「離脱志向」と定義しています。彼らは学校生活や何不自由ない家庭での暮らしから「離脱」して、自らの居場所や生きる意味を探っているというわけです。

子どもたちが深夜に徘徊するのは当然警察の補導の対象になりますし、成長においてもいい影響を与えません。人に危害を加える可能性もあれば毅然とした対応が必要です。しかしここで大人が誤ったアプローチをしてしまうと、余計に夜遊びや非行に走ることを心に留めておかないといけません。

家庭において、頭ごなしに「夜は家にいろ」と叱っても、おそらく聞き入れてはくれないでしょう。

なぜなら、その子にとって家は「安心できる場所ではない」からです。

当たり前です。大人でも「居心地が悪いなあ」と思う場所にいたくないように、子どもたちも居心地が悪い場を嫌います。それが、例えば学校であれば不登校の遠因になりますし、家庭であれば家出、非行につながっていくのです。安心感のない家に帰りたい大人って、いったいどれくらいいるでしょうか。

子どもたちは、精神的に未熟な面を持つ存在です。だからこそ安心感を家や大人に求めます。しかしその安心感を求めた存在が否定的だったり、暖かく接してくれなかった場合、「自分ってダメな存在なのかな」「ここにいちゃいけないのかな」と否定的になり、自信を失います。

その自信のなさ、心の弱さが、たとえば髪を染めることで威圧感を与え、自分は強い存在になったと間違った自信の付け方をしてしまいます。そんなものは、少し自分を否定されるとあっさり失ってしまう「強さ」です。

「自分は自分であっていい」という自己受容が極端にできていないのが彼らの特徴でもあります。周囲の大人が「髪を染めて目立ったり威圧感を与えなくても、あなたはあなたのままでいいんだよ」というメッセージを送り続けることが、なによりも大事です。

「安心感」があれば、子どもたちは必ず帰ってきます。そして、それを求めている子どもたちが多いのも、今の世の中なのです。

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山本 駿

山本 駿

子どものころより過度に敏感な特性を持ち、中学3年間を不登校で過ごす。大学卒業後、不登校ボランティアを経て2014年よりD.Liveに参画し、現在は通信制高校教員を両立しながらTRY部や不登校講演事業を中心に担当。HSP(Highly Sensitive Person)特有の極度な繊細さを活かし、今を生きる子どもたちの先生でも友達でもない「ナナメの関係」になることを目指しています。