この春、新たな一歩を踏み出す不登校だったあなたへ。

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この春、新たな一歩を踏み出す不登校だったあなたへ。

先日、僕はこんな記事を書きました。

「環境が変われば不登校はリセットできる」と言う幻想

中学3年間不登校だった僕は、高校生活からはちゃんと学校に通おうと思って、全日制の高校に入学しました。しかし、教師の圧力に耐えきれず、また不登校の生活に戻る羽目になりました。

この記事を公開したあと、僕はひどく悔やみました。

この僕の体験談だけじゃ、不登校を経て全日制の高校や新生活を始める人たちに不安な思いをさせたのではないか、と。

率直に書くと、この記事のテーマは「新年度というキリのいいタイミングで学級復帰できるなんて思わないほうがいい」というものでした。

実際、新学期や新たな学校で、何事もなく学級復帰できるケースもあります。しかしそれは紙一重の差で、周囲の手厚いサポートや本人の努力が少しでも欠けていたら失敗に終わっていた例もたくさんあります。この手厚いサポートや本人の努力は、生半可な気持ちでは成り立ちません。

ただ、そのことを伝えたかったのに、延々と僕の失敗談を書いてしまいました。その結果、おそらく新生活に不安を抱いた人もたくさんおられたでしょう。このことに関しては、僕の不徳の致すところです。

だからこそ、この春新たな一歩を踏み出す不登校だったあなたへ、改めて僕は手紙を書いています。

この世界は、案外広いです。

それはどういうことかというと、「学校」だけがこの世界ではないのです。

僕は通信制高校に移ってから、学校以外の場所で活動することに夢中になりました。違う高校の生徒といっしょにフリーペーパーを作ったり、大学生の輪に混ざって親子向けのイベントの手伝いをすることもありました。どこも暖かく迎え入れてくれて、本当に楽しかったです。

社会は、みんなの「チャレンジ」を応援しています。たとえば、僕も少しだけお手伝いした認定NPOカタリバさんの「高校生マイプロジェクト」は、高校生が実際に課題意識をもってプロジェクトに本気で取り組んでいます。その成果発表では、涙を流しながらプレゼンする高校生もいます。

中学生でも、学校ではない場で感化されて驚く行動を取る子もいます。D.Liveで運営している「TRY部」に通っている生徒は、それまでなんの興味もなかったのに突然料理に目覚め、ある日鯛を一匹まるごとさばいて調理したそうです。その報告に、TRY部のスタッフは思わずたじろぎました。

こんな「チャレンジ」は、なんとなく家と学校を往復する生活ではなかなか味わえません。

嬉しいこと、悲しいこと、悔しいこと。「チャレンジ」は、時として毎日の授業以上に人を大きく成長させてくれることがあります。僕はそうやって、急激に大人になっていく生徒の姿を何人も目の当たりにしてきました。数学がわからへん、と言っていた生徒ですら、急激に成長するのです。

不登校だったあなたにとって、何事もなかったかのように学校へ行くのはまさに壮大な「チャレンジ」かもしれません。でも、この「チャレンジ」は、何も120%成功しなければならないわけではありません。そして、完璧に成功させなければならないわけでもありません。

僕からのお願いは、ただひとつ。

どうか、その「チャレンジ」に失敗しても、自分をダメだとか思わないでください。

振り返れば、今でも僕は失敗ばかりの人生です。あのときの生徒への関わりはまずかった。あの子に対して干渉しすぎた。毎日のように反省しています。「今日の子どもへの対応は完璧だった」なんて、めったに思いません。そのたびに眠れない思いをしています。

もしも失敗しても、戻れるところまで戻るとか、別の方法を考えるとか、いろんな手段があります。失敗はいけないこと、ダメなことではないのです。

たとえ再び学校に行けなくなっても、その時点で八方塞がりになるわけではありません。最近は学校をドロップアウトした生徒に対してのサポートも手厚くなりました。一度学校をやめたとしても、通信制や単位制などへの転学で国立大学や専門学校への進学など、自分の思い思いの学校生活を送れます。

逃げてもいい。後戻りしてもいい。とにかく、失敗しても自分をダメだと思わないでほしい。

子どもがなりたい自分に向かって思いきり取り組める社会をつくる」のが、D.Liveのミッションです。誰もが失敗しても自分を否定しないこの社会の実現に向けて、僕たちD.Liveも新年度を駆け抜けていきます。

みなさんの「新年度」が光り輝くものになるよう、心から祈っています。

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山本 駿

山本 駿

NPO法人D.Live スタッフ / 高校非常勤教員(社会科) 京都出身。中学3年間不登校。岐阜県内の大学を卒業後、不登校ボランティアを経て2014年よりD.Liveに参画。主にTRY部や不登校講演事業を担当しながら、今を生きる子どもたちの先生でも友達でもない「ナナメの関係」になることを目指しています。