集中力がない子が増えている理由

今、集中力が低い子が増えています。

「集中して勉強しなさいっ!」とつい言ってしまいがちになると思いますが、そもそも集中できる力が今の子どもたちにはありません。

10年前には、LINEはありませんでした。
20年前には、携帯電話はありませんでした。

今、子どもたちを取り巻く環境は、「集中力を阻害するもの」で溢れています。

TwitterやLINEの通知、携帯ゲーム。
彼らの周りには、気になるものがたくさんあります。

子どもにとって勉強は、楽しくないし、集中しにくいものです。

たった5分で終わる宿題に1時間以上もグズグズしている子もいるくらい。
それくらい子どもは、勉強がしたくない。
 

すごく集中しずらいにも関わらず、なおさら集中できない環境がある。

それが、今の子どもたちが勉強している環境です。

周りで友達が楽しそうにおしゃべりしている。
隣では、大音量で音楽が流れている。

そんな環境で、果たして集中して仕事ができるでしょうか?

子どもも同じです。
「集中できる環境がない」のです。

ですから、勉強に集中できないのは、当たり前なのです。
 

大人でもメールの通知が来る度に気が散っている人がいるくらい。
そりゃ、子どもも集中できなくて当然ですよね。

しかし、だからといって気が散るものを排除するだけでは解決はしません。

「勉強しやすい環境」「勉強に集中できる環境」をつくることは、とても大切です。

ただ、根本を言うと、やはり「集中する力」をつけていくことが必要になります。

気が散るものがなくても、「やりたくない」と思っている勉強にはなかなか集中できません。

勉強をしない、勉強をできないには理由があります。

ただ、単純に「勉強の意欲が低い」というのはありません。

集中できる環境を作り、集中力を養う。

そうやって、少しずつ勉強へ取り組む姿勢ができてきます。
 

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
詳しいプロフィールはコチラから

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