「やりたいことがない」子どもなんていない

「やりたいことがない」なんて子は、いません。

みんな「やりたいこと」は、あります。

でも、「うちの子、なにもやりたいことがないって言いますよ」とあなたは思うかもしれません。

そうなんです。

実は、「やりたいこと」に子ども自身が気が付いていないことがたくさんあります。

では、 どうして気が付いていないのか?

理由は、自分で蓋(ふた)をしているからです。

小さい頃は、やりたいことがたくさんあります。
「野球選手になりたい」「ケーキ屋さんになりたい」と、思い思いに夢を語ります。

しかし、高学年や中学生になると、
「こんなことを言っては笑われるかもしれない」
「自分なんかができるわけない」と思ってしまうのです。
 

自分で自分の想いに蓋(ふた)をするのです。

自分自身で蓋をしていると、自分でも気がつかないうちに「やりたいこと」を押し込んでいきます。

そして、「やりたいことがない」という子ができるのです。

押し込めた「やりたい」を見つけるために大切なのは、小さな成功体験です。

小さな「できた!」が自信をうみます。

「こんなこともできるかも?」と思います。

だんだん忘れていた、蓋をしていた「やりたい」が見えてくるのです。

「やりたい」「できた」の繰り返しにより、やりたいことが湯水のように溢れてきます。

まずは、小さな小さな「やりたい」拾うこと。そして、そのことへ実際に取り組んでみること。

うまくいかなくてもいいのです。

成功体験とは、「うまくできた」ではなく、「取り組むとができた」ということなのです。

小さな一歩が、次の「やりたい」につながっていきます。
 

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
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