社会で通用するために必要な生きる力とは?

「東大生は、使えない」と、企業のかたから聞くことがあります。

もちろん、全ての東大生がダメとは言いません。
しかし、勉強ができて優秀な人が、どうして社会で活躍出来ないのでしょうか?

アインシュタインは、「もし自分が殺されそうになって、助かる方法を考えるのに1時間だけ与えられたとしたら、最初の55分間は適切な問いを探すのに費やすだろう!」

と言いました。

子どもが将来活躍する。
社会に出ても、自分らしく生きる。

あなたは、お子さんへそのように願っていると思います。

そのために、一所懸命に勉強させる。

なのに、社会で全く通用しないというのは悲劇以外のなにものでもありません。

大切なのは、『問いをたてるチカラ』です。

学校では、正解のある問題への解き方しか教わりません。

たとえば、「1+1=2」のような。

しかし、社会へ出ると「 □ + 10 = 130」のような問題がたくさん出てきます。

答えが見つからないのです。

教科書もありません。

自分で最適な解答を探すしかないのです。

そんなときに必要となるチカラが『問いをたてるチカラ』です。

「なぜ、うまくいかないのだろう?」
「なにを変えればうまくいくのだろうか?」
「どんな方法が良いだろうか?」

常に自分で問いを持つことが大事なのです。

社会は、答えがわからないものばかりです。

学校の勉強みたく答えが決まっているものは存在しません。

だから、いくら頭が良くて学校の成績が良くても「社会では使えない」と言われてしまうのです。

「なぜ?」と自分で問いをたて、仮説を自分でつくっていく。

この繰り返しが思考力として培われます。

これが、“考えるチカラ”です。

学校の勉強だけをしていても、決してこのチカラは身につきません。

問いを立てること。
「なぜなんだろう?」と考えること。

好奇心旺盛に、「どうしてかな?」と考えることこそが、“考えるチカラ”をつける方法になります。

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
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