【子どもとの関わり方まなびたい人いませんか?】TRY部をオープンソース化します。

先日、NPO法人日本教育再興連盟(ROJE)で「たなかにいろいろ聞く会」をしました。

団体のこととか広報とか、ざっくばらんに。

質問ベースで、参加してくれた子が聞きたいことを話す会。
中でも一番質問が多かったのが、「子どもとの関わり方」でした。

最近、自分の中では「オープンソース化」ってのがキーワードで、できるだけ情報や知識、考え方などは伝えようと思ってます。

(クラウドファンディングの成功事例とかTRY部のこととかもオープンにしていきたい)

なので、答えをざっくり下記まとめました。
児童館での子どもとの関わり。
どうしても、子どもと距離があるように感じる。
「先生と見られる」「大人として見られる」
もっと距離を縮めるには、どうすればいい?
距離を詰めるのは、こちらの責任。
こっちからグイグイ踏み込んでいく。
致命傷にならなら範囲で、その子の中へ入る。
琴線に触れて、アウトだったら、「ああ、ここはダメなのか」と線を引くことができる。
けれど、はじめから距離をとっていれば、いつまでたってもその子には踏み込むことができない。

巨人の桑田選手は、試合が始まったときに、ストライクゾーンよりボール1つくらい外の球を投げるらしい。
そうやって、その日の球審がどこまでストライクととるかを線引きしていたという。

考えていても子どもは、わからない。
踏み込んで、行動して、話して。
そうやってみないと、距離は縮められない。

 

初めて出会った高校生。
少しギャルみたいな子。
会ってすぐに、「私、ハデやと思ったやろ?」と聞かれた。
なんて答えるのが正解?
正解は決してない。
大事なのは、なにを言うかよりも、相手にどう伝わっているか。

「うまく言おう」とか取り繕うよりも、本音でぶつかったほうがいい。

子どもとしては、本当に信頼できるのか試しているふしもある。

綺麗なことを言っても全て子どもにはバレてしまう。

思ったとおりに言えばいい。

自分なら、「思った。もうめっちゃギャルやなと。びっくりしたわ。
超まぢギャルやって思って見てた」くらいに盛って言う。

 

授業をさせてもらっている学校で、携帯を見ていて話を聞いていない高校生。
注意すべき?なんて声をかけたらいいか?


「聞こうか?」と注意しても、多分難しい。

自分ならば、その子との関係づくりから入る。
「誰にメール打ってるん?彼女?」とか。

 

まとめ
改めていろいろ聞いてもらえると自分の中でブラックボックスになっていることがわかってきてとてもおもしろいなぁと感じました。

僕は、子どもを心の底から信じていて、子どものことを信用していません。

これは子どもと関わる上でとても大切にしていること。
可能性を信じているし、絶対にいつかはできると思っています。

でも、まっっっっったく信用していません。

すぐに出来ると思わないし、できなくて当たり前に思っています。

だからこそ、うまくいかない前提で子どもとは関わっていて、用意周到に先のことまで考えます。

授業なんて聞かなくて当たり前だし、大人に不信感があるのも当然。
じゃあ、そこからどうするかを考えています。

そうすると、対策を練ることができる。

子どもたちがやる気を出さない、出せないのは大人が100%責任あるくらいに思っています。

 

ps
TRY部の子どもの関わり方をオープンソース化していこうと思っています。
そこで、一緒に取り組んでいってくれる人を募集中です。
子どもとの関わり方で悩んでいる、勉強していきたいという人!
TRY部についてや田中についてインタビューや質問攻めにしてくれませんか? 笑
詳しくは、ysk@dlive.jpまで。

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この記事を書いた人

1984年 大阪生まれ 立命館大学文学部卒

中学時代は、部活に打ち込み、勉強では学年で常にトップ10以内。
しかし、中学3年生のときから学校がしんどくなり、誰とも話さなくなる。
野球選手を目指し、大阪の野球強豪校へ行ったものの、自信を失い退部。そこから学校へ行かず、河川敷で過ごす毎日をおくる。
浪人して立命館大学へ入学したものの、なにをしたいかが分からなくなり、行く意味を失う。1回生の夏から1年ほど、京都の下宿で引きこもる。
友人の支えもあり、復活。政治家の秘書やテレビ制作などのインターンをおこない、期間限定のカフェも開く。「自分のようにつらい思いをさせたくない」と思い、D.Liveを立ち上げる。
フリースクールや自信を取り戻す教室を運営。不登校に関する講演や講座もおこなっている。
京都新聞にして子育てコラムを連載中。
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