「あなたが子育てで大切にしてることは何ですか?」 保護者アンケートから

 

スタッフの得津です。
子どもの自信白書2016の作成に向けて、この一ヶ月は講演させていただいた先で保護者の方に子育てに関するアンケートをとらせていただきました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございます。おかげさまで、現状50部ほど集まりました。下の写真があつまったアンケートです。たっぷりありますが、もう少し数を増やしていく予定です。

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このアンケートは、

・お子さんには長所があると思いますか?

・お子さんは自分自身に満足してると思いますか?

・自分はお子さんの事を良く理解していると思いますか?

というような、お子さんへの理解に関するものと、保護者さんがお子さんをどう見ているのかと調査する質問が10項目くらいあります。

アンケートの一番最後には、
「あなたが子育てで大切にしている事はなんですか?」という自由記述の質問があります。この質問の回答が大変興味深かったので、ご紹介します。

 

 

皆さんは、「あなたが子育てで大切にしている事はなんですか?」という質問に対する保護者さんの答えで一番多い回答はなんだと思いますか?

 

 

 

 

回答として多かったのは、子どもとのコミュニケーションに関する答えでした。
いくつかを紹介しますと

・なるべく子どもの話を聴くようにする

・子どもが、親に愛されているという実感

・大好きを伝える事

・一緒に笑って過ごす

・忙しくても話そうとする時は聞く。

・子どもがだっこやスキンシップを求めて来た時は受け容れる

 

答えていただいたのは、お母さんばかりだったんですが年代や兄弟がいる・いないに関わらず、お子さんとのコミュニケーションを大切にされている回答が多かったです。

正直、(あぁ、優しいなぁ)と思いました。「厳しく叱る」とか、「ダメなことはダメという」とかそんな回答もあるだろうと思っていたのですが、今の所は見られません。今後はあるかもしれませんね。

 

 

大きくなるにしたがって理解できているかわからなくなる時がある

 

とはいえ、「自分のお子さんの事をよく理解していると思いますか?」という質問に対しては、だいたい3割ほどの方が「あまりそう思わない」という回答でした。「あまりそう思わない」という答えの理由として、”コミュニケーションを大切にしてるけれども、真剣な話があまりできていない”という理由をそえてくれた回答もありました。

 

このアンケートは、保護者さんの関わりと子どもの自尊感情の関連を調べるために行っているので、子どもの回答もつき合わせてみないと分からないことも多いですが、保護者さんのアンケートを読むだけでも考えさせられることが多いですね。

例えば、上記の「自分はお子さんの事をよく理解していると思いますか?」というような子育てに関する質問に対して、「そう思う・ややそう思う」というポジティブな回答は、保護者さんの自尊感情にも相関があるのではということが伺えそうです。「そう思う・ややそう思う」というポジティブな回答が多い保護者さんは「自分のことは、どれくらい好きですか?100点満点で教えてください」という質問について、70点〜80点の間が多いですし、反対にネガティブな回答が多いと「自分のことは、どれくらい好きですか?100点満点で教えてください」という質問には50点以下が多く見受けられます。

 

でも、そもそも講演にくる保護者にアンケートをとっているのでそもそもある程度子育てに対する意識が高く、自尊感情も高い層が多いのではないか?という内なるギモンもわいてきます。

 

まだ分析もかけていないので、はっきりしたことは言えませんが協力いただいた回答の一つ一つを、白書のみならず私たちが行う子育て支援に活かしていきたいと思います。結果とまとめについては、10月完成予定の子どもの自信白書2016に掲載します。

 

 

追記:子どもの自信白書2016 完成しました!

 

アンケートもまとめ、編集作業を終え、子どもの自信白書’16が完成しました。

40ページの冊子は読み応え抜群で、子どもの自信や保護者の子育てに対するリアルな声がわかります。冊子は下の画像のような感じです。白書は送料のみご負担いただき、無料でみなさんに発送いたします。お求めは下のリンクからお願いいたします。

 

 

 

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この記事を書いた人

D.Live副理事/元小学校教員
自分に自信が持てない、自分を好きになれない、そんな人が自分を好きになり前向きにチャレンジできる社会を創るためにD.Liveを立ち上げた。
自尊感情に関心が高く、D.Live内では主に自尊感情に関する事業を担当。

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