【スタッフコラム】D.Liveの経験が役立つ瞬間

僕がD.Liveに携わるようになって1年。毎週月曜日のTRY部はもちろん、D.Liveで開催してきたイベントやワークショップ、さらに毎週のミーティングなど、いろいろありながらもこの1年でたくさんの経験をさせてもらいました。

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で、D.Liveのミーティングではよく、上の画像のように大きい模造紙に正方形のふせんとペンを用意してブレストをすることがあります。こういうワークショップは主に事業の中長期計画などを立てるのによく行い、これらを複数こなすと猛烈な頭痛がするほどのハードなものになります。

ですが、こういうワークショップの経験が、先日ひょんなことで役に立ちました。

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役に立ったのは、僕が住んでいる市が主催するワークショップでのこと。約8万人いる市民からランダムに抽出されるという宝くじのような参加枠にうっかり滑り込んで、8月末と9月末の2度に渡って市の観光について考えてきました。

いわゆるグループワーク形式で、外部からファシリテーターの方が来られて議論をまとめて下さったのですが、僕はそこでグループのリーダーに指名されました。実は別に僕自身が名乗り出た訳ではありません。平均年齢も高く、グループで明らかに最年少だと気付いた僕は、控えめに議論に参加するつもりでした。

が、何故か「ここは若い人に任せよう!ぜひヤマモトさんが!」という流れになってしまいました(苦笑)。僕自身もいち参加者として、リーダーの決定に時間かかるのはアレだよなーと思ってたので、丸く収まるならと引き受けることにして、結局なんやかんやと議論をまとめることとなりました。

でもそこでひとつ大きな気付きを得ることができました。

僕はワークショップに慣れているので、例えばふせんに何かを書くときは1枚にはひとつの事柄を書く、ということを心得ています。ところが市の現状を考えるブレスト中に周りを見渡すと、「道が狭い」「遊ぶ場所が少ない」などと1枚のふせんに複数の事柄を書いておられる方が何人も・・・。

慌てて「後で分類するので、ふせんにはひとつの事柄のみ書いて下さい」とお願いしたのですが、そうかふせんの使い方ひとつにしてもワークショップに慣れてない方は戸惑うんだなあ、と気付かされました。

ちなみにこのときファシリテーターの方には「スミマセン、それ私が言うべきことでしたね・・・」と苦笑しながら謝られました。どうやらお株を奪ってしまっていた模様。今思えばファシリの方にこういう指示お願いしますって言うべきだったのかもしれません。

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リーダーだったので、必然的に議論を全体で発表する役割も僕が担当することになったのですが、このとき何よりもグループの代表なので間違った発表をして粗相のないように、少ない時間で事前にしっかり下書きをしました。これも実は、毎回TRY部の「マイプロジェクト」で得た経験。

マイプロジェクトの発表当初はPowerPointのプレゼンのみ用意していたのですが、ある発表で重要なオチを言い忘れて終わらせたことがあったので、それ以降PowerPointのノートに発表の流れやキーワードを残すようにしました。この経験が今回の発表にも生きました。

2度目のワークショップ前、僕の次に年少だった同グループのお姉さんに「ヤマモトさん、今日も発表よろしくお願いします」とお願いされたときはさすがに苦笑しましたが、それでも市長や市議会議員の前で議論内容を発表するという貴重な経験をさせていただいたことには感謝しています。

グループの皆さんと連絡先を交換する時間がなかった(僕の名刺だけはお渡ししました)のがめちゃくちゃ残念なくらい、非常に活発な意見がどんどん出てきて、リーダーとしては非常に有難かったです。このチームで2日間議論が出来て良かった、と会場から自転車を漕ぎつつ思いました。

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先週の沢田のコラムにもありますが、これまで毎週木曜日にFacebookページにてお送りしていたスタッフによる週替わりコラムも、今後はブログにて展開していきます。更新日もこれまでの毎週木曜日固定から、指名されたスタッフの担当曜日に更新されます。

次回のスタッフコラムは土曜担当・得津に回そうと思います。ひでぼーさん、よろしくお願いします!

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この記事を書いた人

子どものころより人一倍敏感な特性を持ち、中学3年間を不登校で過ごす。大学卒業後、不登校ボランティアを経て2014年よりD.Liveに参画し、現在は通信制高校教員を両立しながらTRY部や不登校講演事業を中心に担当。HSP(Highly Sensitive Person)特有の繊細さを活かし、今を生きる子どもたちの先生でも友達でもない「ナナメの関係」になることを目指しています。

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