この夏、先生におすすめしたい本8選

今週のブログテーマは、『先生におすすめしたい○○』
スタッフがそれぞれのおすすめを紹介していきます。
一回目のわたしは「本」をピックアップ。
一学期ももうすぐ終わり、少し一段落したら読書はいかがでしょうか。
1、八島太郎『からすたろう』
1970年代に書かれた絵本にもかかわらず、現在の差別やいじめ問題にも通じる一冊。
こどもの多様性に教師がどう関わっていくか考えさせてくれる。
クラスになじめない主人公の”からすたろう”に対し、先生のとった行動に注目。
2、長岡秀貴『サムライフ』
元高校教師の主人公が、生きづらさに悩む人ために学校をつくるという夢に
教え子4人とともに挑戦する、実話に基づいた物語。
学校は現在も長野県のオルタナティブスクールとして実在する。
爽快なストーリーとともに、ネグレクト・リストカットなど
こどもを取り巻く厳しい現実にも気づかせてくれる一冊。
3、齊藤英知、白河桃子『「産む」と「働く」の教科書』
日本の不妊治療の権威・齊藤英知と、
婚活・妊活などの言葉を生み出した少子化ジャーナリスト・白河桃子の共著。
将来の妊娠やキャリア形成のために、女性が若いうちから知っておくべきことがあると
大学をまわって授業をしてきた二人が、一冊の本にまとめたのがこちら。
学校の授業では教えてくれない、出産とキャリア形成についての基礎知識が満載。
4、谷川俊太郎(著)、松本大洋(絵)『かないくん』
糸井重里が企画監修し、谷川俊太郎が書き、松本大洋が挿絵を描いた豪華な一冊。
小学生の主人公のぼくが、
友人のかないくんの死をきっかけに、何を思うのか。
「死」について深く考えさせてくれる。
5、金城一紀『GO』
おすすめの小説。
在日朝鮮人(のちに転籍して在日韓国人)の主人公が、日本人の女の子に恋をする。
爽快な青春ストーリーとともに差別・人権問題を考えるきっかけにもなる。
6、駒崎弘樹『働き方革命』
先生は多忙すぎるとよく言われ、
今年に入って大阪の中学校の教員が過労で亡くなっていたという悲しい報道もあったところ。
働き方を考える際に参考にしていただきたい一冊。
7、スーザン・フォワード(著)、玉木悟(訳)『毒になる親 一生苦しむ子供』
保護者対応も先生の重要なお仕事。
でも昔に比べて家庭事情は多様化してきている。
家庭の多様化を知るために、まずはいろんな親がいることを知る。
海外の本だけど、日本でも参考になるのでおすすめ。
8、『おかんメール』
説明不要です。ちょっと疲れたときにとにかく笑っていただきたい、
母の愛に満ちた本。
いかがでしたか。
教育関係の本だけでなく、いろんなジャンルから知識の幅を広げてもらえたら幸いです。
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