「ゆるキャラ」から得られる成功体験

2年前の春、当時岐阜に住んでいたぼくは、ひょんなことで岐阜市にある柳ケ瀬商店街のゆるキャラ・「やなな」の引退イベントに、ボランティアスタッフとして参加しました。

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これ以降、別のゆるキャラのイベントにもたびたびスタッフとして参加するようになりました。ありがたいことに京都に転居した今でも思い出したころにお手伝いお願いします!と連絡が来るので、タイミングが合うと参加しています。

主にお願いされるのは、ゆるキャラが集合するイベントの運営。もちろん、楽な仕事ではありません。ステージ横でキャラさんの確認をするときは、すぐ横に大きなスピーカーがあるので、大声じゃないと会話することができません。当然、お客さんの安全も考えなければなりません。

ですが、ぼくはそんなゆるキャライベントの運営の仕事が大好きです。

「みんなでひとつのイベントを成功させる」という目標に向けて

イベントのスタッフにとって大事なのは、「目先のイベントを事故なく成功させる」ことです。それには、やはりスタッフ同士の連携やコミュニケーションが大事になってきます。

この「スタッフ」というのも、企画段階からのスタッフ、当日のお手伝いのスタッフ、さらにゆるキャラのイベントの場合は全国からやってくるゆるキャラの関係者、といろんな人がいます。イベントに来るお客さんにとっては、どんな関わりでもみんな「スタッフ」という見方ができます。

ということは、いくら「はじめまして」のスタッフ同士でも、うまく連携を図らなければイベントの成功はありえません。これが、本当に難しい。一度だけ、企画段階からのスタッフのSOSを受けて最後の1週間準備を手伝いましたが、日付が変わってもなお作業が終わらない日も多々ありました。

ひとつのイベントを成功させるのにこんなにも労力が要るのか、と思いました。

そして、すべてが終わると。

これがまた、ものすごい達成感を味わえます。事故なく終了できたほっとする気持ちは、この上ない「成功体験」です。そんな気持ちの中、出番を終えたゆるキャラのみんなに「今日は1日お疲れ様!」とハイタッチする瞬間が、ぼくにとって至福の瞬間です。

先日はゆるキャラではなく、こんなイベントのスタッフにも行きましたが、やはりとても楽しく、終わった後の達成感もものすごかったです。こんな「成功体験」に、ぼくは支えられながら生きてるんだなぁ、と思った一瞬でした。

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この記事を書いた人

子どものころより人一倍敏感な特性を持ち、中学3年間を不登校で過ごす。大学卒業後、不登校ボランティアを経て2014年よりD.Liveに参画し、現在は通信制高校教員を両立しながらTRY部や不登校講演事業を中心に担当。HSP(Highly Sensitive Person)特有の繊細さを活かし、今を生きる子どもたちの先生でも友達でもない「ナナメの関係」になることを目指しています。

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