「塵も積もれば山となる」が、成功体験に結び付く

何かの目標や計画を立てるときに、時として人は明らかに無茶な目標や計画を立てることがあります。当然のように頓挫すると、「失敗体験」として強烈にインプットされ、ひいては自信がなくなったり、自尊感情の低下に繋がっていきます。

高校生の頃に参加していたまちづくりプログラムで、あるとき自分たちが考えている企画をプログラムの組織委員会の方々にプレゼンする機会があったのですが、そこである委員の方にダメ出しされました。

はじめから大きいことを考えすぎ。最初は小さいことからやらないと。
小さいことから徐々に大きく広げていかないと、絶対失敗するよ。もっと小さいことを考えなさい。

元々ぼくはこういう批評に弱く、プレゼン終了後めちゃくちゃに落ち込みました。ですが、この言葉は未だに何かをしようとするときに、大きな基礎となって自分の心の中に残っています。そしてぼくが経験した数々の成功体験は、この言葉に裏打ちされたものも多いです。

「小さなことから、コツコツと!」

漫才師の西川きよしさんがよく口にするフレーズです。調べると、きよし師匠はこれが座右の銘らしいですね。

いきなり大きなことなんてできるわけがないのです。小さいことの積み重ね、積み重ねがやがて大きなことに結び付くのです。これは物事だけではなく行動でも同じ。例えば「今この時に集中する」生き方が難しいのなら、まずは電車に乗る20分間周囲をシャットアウトして読書をする、という入り口からはじめてもいいでしょう。

どんな物事でも必ず敷居の低い入口はあります。そして、どんなに小さいことでも成功したり達成すれば、必ず大きな実となります。いきなり大きな壁にぶつかるのではなく、小さな壁をひょいっ、ひょいっと乗り越えていく生き方も、たまにはいいもんですよ。

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この記事を書いた人

子どものころより人一倍敏感な特性を持ち、中学3年間を不登校で過ごす。大学卒業後、不登校ボランティアを経て2014年よりD.Liveに参画し、現在は通信制高校教員を両立しながらTRY部や不登校講演事業を中心に担当。HSP(Highly Sensitive Person)特有の繊細さを活かし、今を生きる子どもたちの先生でも友達でもない「ナナメの関係」になることを目指しています。

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