お母さん、「勉強しなさい!」って言わないで(前編)
私は、もうすぐ中学2年生になる。
学校もすっかり慣れて、定期テストや勉強の仕方もなんとなくわかってきた。
筋トレばかりだった部活も最近はボールを触らせてもらえる。
先輩も優しいし、うまくなっていくのがとにかく楽しい。
でも、1つだけ私の中でもやもやしていることがある。
それは、お母さんが言う「勉強しなさい!」という言葉。
決して勉強していないわけじゃない。
まぁ、そりゃあ毎日勉強出来ているってことはないけどさぁ。
なにがイヤって言うと、自分が「がんばれた!」と思っても、「もっと出来なかったの?」と言われるとき。
これがこたえる。
「私のときは、もっとしたなぁ」と言われたって、正直知らんがなっって感じ!!
今と昔では違うし。
この間、授業でスタッフと長期計画を話していたときに「主体的に勉強出来るようになるって目標にしたらどう?」と提案された。
確かに私はずっと勉強はやらされている感覚を持っていた。
しないと怒られるから勉強する。
出来ればやりたくないし、マンガ読んだり、ゲームしたりしたい。
だから、どうしても「勉強するぞ!」という気持ちにはなれなかった。
でも、“主体的に勉強する”といってもどうすればいいんだろう。
勉強が好きになれればいいけど、それは無理だと思うんだよねぇ。
イチローが「まずは、自分なりの理由を見つけてごらん。どんなものでもいいから。自分が勉強しようと思える目的が大切だから」と言っていたので、1週間じっくり考えてみた。
はじめは全然わからなかった。
お母さんは、「将来のために勉強する!」って言うんだけど、まだ将来とか実感が全然ないからわからへん。
自分なりの理由ってなんだろう?
私は、ずっと頭の中がグルグルしたまま、いつもの日常を過ごしていた。
(後編へつづく)
※ こちらの記事は、生徒の気持ちになってスタッフが書いています。